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インターネットとの連携や ネットワークでの共同作業も重視 [Wednesday, January 7, 1998 山田 剛良,田中 雄二=日経MAC] Office 98では,各ドキュメントに「Hyperlink」の設定が可能となった(図6)。Word 98文書の文字列やExcel 98のセルに対し,WebページやFTPサーバーのURL,別ファイルやグラフィックスをリンクさせて,クリック1つでリンク先にジャンプする。
●図6● Word 98やPowerPoint 98の文字列や,Excel 98のセルなどに,ほかのファイルやインターネットのURLをリンクさせる「Hyperlink」機能。リンク設定部分をマウスでクリックすると,リンク先が表示される。URLの場合は自動的にWebブラウザーが起動する 各アプリとも,HTML形式での文書保存が可能となっている。特にWord 98では,Webページをデザインするための「Online Layout」モードが加わったほか,インターネット経由でWebページをWord文書として取り込む機能まで追加された(図7)。
●図7● Word 98には,インターネットのWebページを,直接Word文書に変換する機能がある このほか,ネットワークを介した共同作業のため,Word 98にはバージョン管理機能が,Excel 98ではWorkbookをネットワーク上で共有する機能などが取り入れられた。Excel 5.0では,誰かが開いているサーバー上のWorkbookはリード・オンリーでしか開けなかったが,Excel 98では複数ユーザーが同時に書き込みもできる。 Excel 98では,従来から要望が多かった,1セル内の入力可能な文字数が,従来の半角255文字から3万2000文字へと増えた。またワークシートの最大行列数も従来の約5倍に拡大された。 Word,Excel,PowerPointの3つは,「OfficeArt」と呼ばれる共通のグラフィックス機能を持っており,かなり高度な図形描画が可能である(図8)。
●図8● Office 98の各アプリで共通に使用可能なグラフィックス・ツール「OfficeArt」。2D図形の押し出しによる3D効果などが,簡単に作図できる β版を試用した感触は,なかなかのもの。動作速度も良好で,Word 98の日本語入力もサクサクできた。多くの機能を追加しながらも,悪評高い旧版Office 4.2とは段違いの仕上がり。マック用に最適化しただけのことはある。後は,日本語版がどうなるかだが,マイクロソフトによると現時点では出荷時期は未定とのこと。日本語版もこの調子でいけば,マックの「定番ソフト」となる可能性は高い。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年2月号(98年1月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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