▲T o p |
日経MACレポート |
ホット・ニュース
Nikkei MAC CD目次 |
ことえりは指定辞書変換が可能に PC Exchangeも機能を向上 [Friday, February 13, 1998] 今回のバージョンアップには,機能の向上も含まれる。日本語入力プログラムの「ことえり」は,バージョンが2.1となり,指定辞書変換機能が追加された。
●図 キーの組み合わせで変換辞書を指定できる「ことえり 2.1」 郵便番号住所変換,英和,和英などの専門辞書を開き,割り当てたキー操作で変換する機能だ。複数の辞書を効率よく使い分けられる。この機能の利点をユーザーに理解してもらうために,インストールCD-ROMの「指定変換用辞書」フォルダ内にシェアウエアの「郵便番号辞書」と「ことえり2英語辞書 8.0Plus」を用意する注2)。機能拡張フォルダ内の「Apple日本語辞書フォルダ」にコピーすれば試用できる。 コントロールパネルの「PC Exchange」の改良により,Windowsとのデータ交換が容易になった。Windows 95のFAT32,8+3バイトより長いファイル名(Long File Name)をサポート注3)する。米Iomega社のZipやJazドライブなどをPCフォーマットした媒体も,マック側でマウント可能になった。 光ディスク業界標準のディスク・フォーマットであるUDF(Universal Disk Format)をサポートしたため,UDFで書かれたCD-ROMやDVD-ROMディスクを読むことができる。ただし,DVD-ROMディスクを読むにはDVD-ROMドライブを用いなければならない。CD-ROMドライブも,UDFのCD-ROMディスクを読むために2倍速以上が必要となる。 サウンド関連ドライバーのアップデートに伴い,コントロールバーには,サウンドの入力源を切り替えるモジュールが追加された。複数の音源を切り替える人には便利だ。 Finder上のリスト表示には,ファイルの並びを逆順に切り替える三角マークのボタンが付いた。昇順と降順を交互に切り替えられ,ファイル数が多いときに役立つ。 PowerBookでのみに限定されていた「作業環境マネージャ」は,2.0になりデスクトップ・マシンでも使用可能になった。インタフェースが分かりやすく変更されたほか,念願だった,Open Transport/PPPに含まれるコントロールパネル「モデム」と「PPP」用のモジュール「リモートアクセス」が追加された。これで,ダイアルアップ接続の相手を素早く切り替えられる(図)。
●図
作業環境マネージャは全機種で使え, ただし,作業環境マネージャ 2.0はアップデータではインストールされない。フルインストールCD-ROMから「Mac OS 8.1インストール」を選ぶか,全インストール・フォルダの「ソフトウエアインストール」フォルダ内に個別に格納された「作業環境マネージャ」インストーラーを立ち上げる必要がある。 注2)「郵便番号辞書」は電机本舗作(http://www.vega-net.co.jp/dnki/),「ことえり2英語辞書 8.0Plus」は熊澤昌俊氏作(http://www2s.biglobe.ne.jp/~kumazawa/)のシェアウエア。 注3)Windowsでは最長255文字までファイル名に使えるが,Finderが31文字までしか認識できないため,実際は31文字までのファイル名しか使えない。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年3月号(98年2月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
Copyright 1993-1998 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved. This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 11:15:25 PM. Site Developed by Rei Watanabe |