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バイヤーズガイド:ディジタル・カメラ ズーム機能はディジタル・カメラに必要か? [Friday, July 10, 1998 佐藤 千秋=日経MAC] 銀塩カメラの世界でも,ズーム・レンズには人気がある。ズーム機能が付いたコンパクト・カメラは人気が高いし,1眼レフを初めて買うユーザーもズーム・レンズを一緒に買っていく例が多い。 ズーム・レンズは機構上,ゆがみを取り除くことが難しいため,志の高い銀塩1眼レフ・ユーザーはゆがみが少ない単焦点レンズに移行していく。しかし,ディジタル・カメラの場合,あえてニコン「COOLPIX900」のように,高倍率のズーム機能が付いたモデルを薦める。被写体を大きく移し込みたい場合は,それに近づいて撮ることが撮影の基本ではある。だが,ディジタル・カメラの命は,その手軽さにある。楽して撮影したい向きには,ズーム機能は必携だ。 焦点距離は,24mmから130mm(いずれも35mmフィルム換算)程度あれば,遠近感を誇張する広角的,背景をぼかす望遠的表現も可能になる。取得画像のゆがみはグラフィックス・ソフトの変形機能で直せばよい。これが,10万円以下のカメラを使った,ディジタル写真術だ。 マクロ撮影に重要なファインダーの見え方 ディジタル・カメラの多くは,10cm前後まで被写体に近寄って撮影できるマクロ機能を持っている。ビジネス・ユーザーが利用するのは,名刺などの複写をするときだろう。撮影レンズと別に光学ファインダーが付いたカメラでは,機構上ファインダーに見えている通りに撮影できない。それを補うためにCCDがとらえた画像をそのまま映す液晶ディスプレイの利用を,メーカーは推奨している。しかし,本誌の新製品レビューで紹介している通り,現行の多くのディジタル・カメラは,液晶ディスプレイに表示されている画像と実際に撮影した画像でずれが生じる。実用上問題になるほどではないが,改善してほしいところでもある。 また,ファインダーやディスプレイにガイドとなる水平,垂直線が入っているとフレーミングが楽になる。中央に十字に入っていると中心を合わせやすくなる。ディスプレイになら,必要に応じて表示させることなど簡単なはずだ。 (この項終わり) 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年8月号(98年7月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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