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一段と高速に,Windowsからも楽々アクセス
管理機能も強化したAppleShare 6.1Jが登場

[Monday, November 9, 1998 改井 満=日経MAC]

アップルコンピュータ(http://www.apple.co.jp/)は98年11月9日,ファイル/インターネット統合サーバー・ソフトの新版「AppleShare IP 6.1」日本語版を11月下旬に出荷すると発表した。

価格はAppleShare IP 5.0に比べて大幅に引き下げられ,10ユーザー版で5万9000円,50ユーザー版で11万8000円,ユーザー数無制限版で16万8000円。ほぼ33%の値下げである。また既存のAppleShareユーザーは,4.x版以降なら,6万6000円で6.1版へアップグレードできる。6.1版の10ユーザー版から50ユーザー版へ,あるいは50ユーザー版から無制限版へのアップグレードも用意する。こちらはいずれも8万円である。

同時に日本語版としては同社初のネットワーク管理ソフト「Apple ネットワークアシスタント 3.5」日本語版を出荷する。こちらは10ユーザー版が4万8000円でAppleShare IP 6.1と同時に出荷する。

●Windowsクライアントからは,一切の付加ソフトなしで
仮想Windows NT Serverとして認識される。
AppleShare IP 6.1が動作するMacintosh G3 Serverから
「VAIO 505」(Winマシン)でファイル・コピー

Winから見ると仮想NT Server

新版はWindowsとの混在環境に本格対応したのが特徴。Windows NT Serverのプロトコル「SMB」(Server Message Block)を扱えるようになり,Windowsクライアントから一切の付加ソフトなしで,AppleShare IPサーバーにアクセスできるようになった。またプリント・サーバー機能ではUNIXの世界で広く普及しているLPD/LPRをサポートした。いずれも管理アプリケーションの「AppleShare Admin」を使って,各種サーバーの設定画面でプルダウン・メニューからWindowsアクセスやTCP/IPプリント機能をチェックするだけで使える。Windows NTサーバーを運用するよりはるかに簡単だろう。

スピードも大幅向上

AppleShare IPは前バージョンの5.0でTCP/IPをサポートし,大幅な速度向上を実現した。新版ではその5.0をさらに30〜270%も上回る性能アップをモノにした。AppleShare IP 6.1は, Mac OS 8.5で100BASE-T高速Ethernet向けに大幅改善されたネットワーク・サブシステムの新版「Open Transport 2.0」と「AppleShare Client 3.8.1」と組み合わせて,その性能をフルに引き出すことが可能になった。

●AppleShare IP 6.1で前バージョンの5.0との速度比較を行った。
バーが短いほど高速。30%〜270%も性能が向上,
大容量ファイルのコピーでは,はっきり体感できる
(「テスト条件」を文末に掲載)

6.1版でバージョンアップを完了

米国では先行して98年8月24日,「AppleShare IP 6.0」が出荷済みだったが,日本ではさらに新しい6.1版で登場する。

6.1版では6.0版の新機能に加えて新たに,ファイアウオール機能,Webブラウザーを使ったサーバーのリモート管理機能やバーチャル・ドメイン機能などを装備した。クロスプラットフォーム対応やインターネット・サーバーとして,いずれもAppleShare IP 6.0に“欠けていた”機能で,Appleは短期間で手を打ったと評価できる。実質的にはこの6.1で5.0からのバージョンアップが完了したと言える。

●AppleShare IP 6.1に付属するファイアウオール機能。
機能拡張ファイル「TCP Filter」と
設定アプリケーション「TCPフィルタ」(左)で構成する

●Webブラウザーで管理可能になったので,
サーバーのメンテナンスがマック,Window双方から同じように行える

4800円/台のネットワーク管理ソフト

AppleShare IP 6.1と同時に登場した「Apple ネットワークアシスタント 3.5」は,1台当たり4800円と低価格がウリのネットワーク統合管理ソフト。

画面共有ソフトで知られる「Timbuktu Pro」よりも低速だが,1台のマックで複数台を管理する機能が充実している。ネットワーク上の全マックのシステム・ファイルを統一するなどの用途には便利だ。


テスト条件

サーバーはMacintosh G3 Server(266MHz),クライアントはiMac。いずれもMac OS拡張(HFS Plus)でフォーマットした。両者をクロス・ケーブルで直結し,100BASE-TXで通信させた。容量100MBの単一ファイルと,数K〜数MBのファイルが混在する合計100MB(Mac OS標準:HFS上)のフォルダを読み書きした。AppleShare 6.1はクライアント/サーバーともMac OS 8.5をインストール,同5.0はMac OS 8.1上で測定した。

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