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メーラーは3つの機能を持つ
新しいタイプの統合ソフトだ

[Saturday, October 18, 1997 山田 剛良=日経MAC]

電子メールは今やビジネスマン必携のツールだ。インターネットがこれほど普及する前——といっても,ほんの1年ほど前まで——は,ほとんどビジネスマンにとって電子メールは,数ある連絡手段のうちの1つに過ぎなかったはず。だが,メール・アカウントを持つ人が増えるに従い,重要性が増してきた。日々の仕事相手との連絡,アポイントの確認,電子メール新聞の購読,などなど。電子メール・ソフトは単なるコミュニケーション・ツールではなく,情報管理のカナメになっている。利用頻度がワープロや表計算ソフトより多いビジネスマンも少なくない。

一口にメーラーというが,機能を分解すると,大きく次の3つの要素から成り立っている。

1.メール・サーバーと交信する通信ソフト
メール・サーバーとの間でメールのデータをやり取りする。この際,インターネットのルールに適合するようにデータを変換したり,元に戻したりするといった機能。

2.メールの整理,閲覧するメール・ブラウザー
送信・着信メールを管理,閲覧する。メールの内容を表示するのはもちろん,自動分類,一覧,内容の検索,といった機能。

3.メールを書く作文ソフト
相手に送るメールを作成する。行を整理したり,返事を書きやすいように加工する。本文を編集する。色やフォントを指定する,といった機能。

3項目にわたってベストと太鼓判を押せるソフトは,残念ながら現状ではない。現時点では自分に必要な機能を装備したソフトを選ぶべきだ。

では,情報管理のカナメという観点でメーラーを選ぶ場合,どのような点に着目するべきだろうか?

まず,重要なのは安定性。毎日使うものだし,重要な情報を格納しているのだから,不安定なのは困る。互換性も高い方が良い。このあたりは主に通信ソフト機能にかかわる部分だ。次に,情報整理ツールとしての使い勝手の良さ。到着メールを自動的に分類する,未読のメールを探す,過去のメールから必要な情報を探し出す検索機能。これらはメール・ブラウザー部分に関係が深い。最後に作文ソフトとしての快適さ。思考を妨げずに入力できる快適なエディターや使い勝手のよい編集機能が必要だ。

以上のような観点から,各メーラーにおのおのの機能がどのような形で装備されているかを調べてみた。順番に説明していこう。


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この記事は、日経MAC97年11月号(97年10月18日発行)掲載記事の抄録です。

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This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 10:57:39 PM.
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