今年の大きな話題であったマイクロソフト株式会社の新OS、Windows 95が11月23日0時から、ついに発売された。
コンピュータ関連のショップが立ち並ぶ、東京 秋葉原の電気街では、ほとんどの大手コンピュータショップが特設会場を設け、23日午前0時からWindows 95の販売を開始した。
あいにくの空模様となり、気温も下がり気味であったが、ソフマップ、ラオックス、T・ZONEなどの大型店には実際にWindows 95を購入する顧客が列をなしていた。Windows 95発売というイベントを楽しむ人たちも多く、TV、雑誌をはじめとする報道関係者も多数見られた。
はらはらしたのは、1Fに特設会場を設けた「T・ZONE ミナミ」で、23時をすぎてもまだ工事がつづいていたが、0時には無事に完成していた。
各メーカーも営業部隊をくりだしていたが、もっとも目立ったのは黄色いビニールのジャンバー姿のNEC、続いてやたらとビラをまいていた東芝、そして白いトレーナーの富士通の順である。
ショップ側では、Windows 95の発売を前にした買い控えがあったこと、新製品の投入もWindows 95と同時となったことなどから、この日まで、今年のボーナス商戦は事実上ストップしており、このイベントを契機に一気に盛り上げたいところである。
なかには、九十九電機のように先着500名に牛丼の無料券などをふるまうショップ、並んだ顧客に甘酒を配るショップなどもあり、お祭り気分ではあった。
Windows 95の仕様、価格などについては、10月25日の発表会の記事をごらんください。