CHABOの新譜、「PRESENT #3」を買った(96.8.15)

 仲井戸麗市CHABOくんのミニアルバムシリーズ第3弾、「PRESENT #3」を買った。

 テーマは夏。1曲目の「Short Vacation」は、ハワイアンを感じさせるホワイトブルース。スチールギターの音が切なくて、歌詞もちょっと切ない。ギターは蘭丸くん(土屋公平 from STREET SLIDERS)が弾いてる。エレピはKYON。夏って短いよね~、っていう夏のはかなさを感じる。

 2曲目はサンバ調のリズムに乗せた、その名も「SUMMER SUMBA」。ホーンセクション、BLUE DAY HORNS(って、この名前まだ生きているのか?)が参加。そう、どくとる梅津さんだよ(今年も本牧で会いましょー!)。KYONはマリンバも叩いてる。そして、The Heart Of Samba Percussionのクレジット。メンバーは、浜口茂外也、早川岳晴、KYON、Chaboとなってる。リズムは陽気だけど、やっぱちょっと切ない感じがするんだよな。

 3曲目は、あらゆる音楽雑誌で絶賛されている「カルピス」。3分足らずの短い曲なのだが、ホント、残るんだ。私はカルピス飲めないんだけど(小さい頃は飲んでたけど)、夏とカルピスってどうしてこんなにぴったりくるんだろ。そして、カルピスってのを取り上げたチャボの感性、なんでもない飲み物なのに、こんなに残るの。チャボのギターとKYONのピアノのみっていういたってシンプルな構成。最後の氷をかき混ぜる音が最高。

 最後は「糧」。チャボって、2音の題名が好きだね。「打破」とか「カビ」とか。この曲で一番いいのは、間奏のKYONのアコーディオンだな。詞はね、まだ分からないの。「一日の糧」っていうことばの意味がね。もっと聞き込んで、どういう意味をもってるのか気づきたい。

 チャボくんは、ティーンエイジっていうことばをいつも持っていて、そのころの気持ちを今でも歌にできてしまう。キヨシローとはちょっと違った「ことば」を持ってる。全然変わらないよね。いいな、いつまでも10代の頃の気持ち、忘れたくないな。
 チャボとおおくぼさんは、私の永遠の憧れです。


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