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【PentiumIIも8万円台】 | 【最新CPUも徐々に身近に】 |
PentiumIIは値段が徐々に落ち、266MHzでは12~13万円台。そして特筆すべきは233MHzで、現在各店で最安値の接戦が展開中だ。先週Flip-Flapで\94,800と10万を切ったことで、今週は各店が追従して9万円台が多い。ところが、Flip-Flapは土曜日になって価格をまた下げ、今度は\89,800と8万円台に突入している。
いくつかのショップに、「なんで233MHzのほうが下がるのが早いのか?」と聞いてみると、「266MHzばかり売れて233MHzが売れないから」と一様に答える。どうやら、「アキバはハイエンドばかり売れる」という鉄則がここでも生きているようだ。
K6はというと、もともと品薄だった状況がさらに進み、今まで扱っていたところも売りきれて入荷待ちというところも目に付く。AMD側の出荷数の問題もあるのか、どこもなかなかモノが入ってこないとかで、ある有力店では、入ってくるはずのK6が突然ストップになり、システムの出荷ができなくなったばかりか、次のセール用に広告まで打っている分をどうしようか困っているとか..。今は200MHzが7万前後、166MHzが\39,000前後が相場。で、アキバでK6が少なくなっているのをヨソに、たまたま聞いてみたビックパソコン館新宿東南口店では、200MHzが\66,310で5個の在庫があるという(アキバよりも安い!)。とりあえず、アキバになければ新宿という手もある。
このほか、CPU関連は世代交代が始まりつつあって値段も全般的に下降中。CPUの安いパソコンシティ(ブロックC3)を例にとると、PentiumPro200が\69,800、MMX対応Pentium 200MHzが\68,800など..。AMDのK5-PR166などは\18,800と2万割れで、Pentium 166MHz相当の性能がこの値段とは、もうほとんど捨て値。AMDもK5を捨ててK6へ注力か?。
円安が進行しているというのに、CPUの価格は下落の一途。なんでも、PentiumIIについては、5月とも言われている正式発表後にはまたガンと下がるという話もアチコチで聞く。なにしろ、今はAMDのK6、INTELのPentiumIIで激しい性能/価格競争の真っ最中で、さらにはもうじきCyrixのM2が登場する予定と、CPU戦争は過熱気味。価格も性能もドンドン変化しておかしくはない。実のところ、一部の海外流通ルートではPentiumII 300MHzの価格が出始めたとか、MMX対応Pentiumの200オーバーの入荷時期の話やら、もうじきM2の予約販売が開始されるとか、アキバ界隈では今CPU関連の未確認情報が渦巻いていたりする。
どうやら、これからしばらくの間は「CPU大戦争」で面白くなりそう?。
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【PentiumIIも8万円台】 | 【最新CPUも徐々に身近に】 |
3月22日には輸入版が出ていることを書いたけれども、こちらは正真正銘、JATE認定もとっている国内版。ツクモ各店、AZTEC、T-ZONEミナミなどで売られていて、価格はおよそ\22,800程度が相場。調べてみると、33.6Kや28.8Kのモデムは1万円前後のものが非常に多いので、これを相場とするとだいたい2倍ということになる。
ところで、どうしても対する56K通信規格のK56Flexの製品はどうなっているのだろう?という疑問がわく。で、実はT-ZONEで売られているK6 200/233MHzを積んだPROTON製の「DragStar」が、このK56Flexに対応した内蔵モデムを積んでいると発表されているので、フロアの担当販売員に直接聞いてみた。すると、あっさり「もう出荷は始まってますよ」という..。てことは、もう国内には両方のモデムが市場に投入されている?。
まぁ、日本では新規契約での施設設置負担金を払わずに利用できるISDNサービス「INSネット64ライト」が7月にも開始されるという話もあったりして、もうモデムの時代はおわりつつある気もするけれど..。
[撮影:DS-7]
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【出入り口をブロック!】 | 【出入り口】 |
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【入店制限で列ができる】 | 【店周辺もこの人だかり】 |
「はて、今日はなんでこんなに混んでいるんだろうか?」と考えてみると、やはり給料日直後であるということに、GW(ゴールデンウィーク)最初の週末という条件が重なったこと、そして後述するように、この時期に合わせて各ショップがGWセールやリニューアルを行っているといった条件が重なったためのよう。
そんな大混雑のアキバの中で、もっとも象徴的とも言える状況になっていたのが、現在仮オープン中のTWOTOP新3号店。21日にも書いたように、ここは現在正式オープン(5月3日)前のプレオープンということで、ジャンク市を月末まで開催している最中。そのジャンク市も当初から人気があって混雑していたというのに、中央通りの1Fという好条件と、この人手が加わってもう店周辺を含めて大パニック状態。なんでも午前中から人でごった返していたそうで、一時、商品の入荷で買い物客の入店をストップしたこともあり、午後はもう待ってましたとばかりに人が入って寿司詰めパニック状態。店員の中には潰されて鼻血まで出した人がいるとか。夕方に目撃したときには、店周辺は殺気立った異様な雰囲気で、店の入り口には店員が両手を開いて出入り口をブロック!。これは入場制限と自動ドアの故障(!)のためで、出入り口から店の壁に沿って待ち行列も発生。列を無視して入店する者があれば「入場制限を行っております!、列に並んでください!」と怒号にも似た大声が飛ぶ。店前に置かれたチラシは飛ぶように消え、夕方の時点で1,000枚以上が持っていかれたという..。お店は中央通りに進出したばかりで、しかもジャンク品しか置いていないという状況なのに、店はもう人気爆発状態。
ジャンク市自身も、当初はWindowsソフト中心だったものが、最近は修理あがりの格安マザーボードが出たり、Macintosh系ソフトを置くようになって、かなり関心を持つ客層が広がっていたという面もあったよう。それにしても、エサにむしゃぶりつくハイエナ連中のパワーは凄いというかなんというか。
とにかく、消費税Upで消費熱が冷めるのではないか、なんて声など吹き飛ぶようなアキバの活況ぶり。日曜日ともなると、もっと爆発しているかも?。
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【ソフマップ8号店】 | 【フロンティア神代】 |
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【T-ZONEミナミリニューアル】 | 【T-ZONEミナミの徹夜組】 |
ソフマップ8号店秋葉原NetWorldでは名目上は「アセンブリ相談カウンター設置記念セール」としながら、26/27/29日限定でPC/At互換機パーツ類の日替わり大特価市を開催。例えば、ミニタワーケース\6,300(27日、限定10)、PentiumPro200MHz 256KBキャッシュ\59,800(29日、限定8)、Cyrix6x86 P166+ \9,800(29日、限定10)など。
フロンティア神代 東京秋葉原店ではゴールデンウィークフェアと題して、4/26~5/5まで即納セットとして高性能ノート「チャンドラ」のRT-21(Pentium100,40MB RAM,500MB HDD)を\288,000で先着10名、MMX Pentium166/200の高性能デスクトップ3モデルを\193,000~\259,800で先着30~40名に販売。このデスクトップのモデルには、Ultra ATA対応のHDD、Quantum FireBall STを積んだものや、人気の最新マザーボードASUS TX-97を積んだものも含まれている。最新機能満載のモデルが「即納」というのがなんとも魅力で、店内はその在庫でいっばいになっている。
T-ZONEミナミではリニューアル後のグランドオープンセールで、全館お買い得品満載。とくに周辺機系はいろいろあって、数もとても多いので、詳しくはこの後のリストで。全国紙で広告を打った効果もあるのか、金曜土曜と連日徹夜組がでるほどの人気。そのほか、AZTECでもマザーボードを中心にパーツ系で格安品多し。ツクモは全店でフェア開催中。詳しくは後のリストで。
掘り出し物はGW中に探すべし。
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【箱入りパッケージ】 | 【ホログラムとシュリンク上の印刷】 |
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【安全なCPU?】 | 【左が本物、右がリマーク品】 |
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【銀のカバー部の筋が縦】 | 【ジャンパの後?】 |
特にショップ側にこうしたアピールが見られるようになったのは、ここのところ急に「アキバでリマーク品が出回っている」といった話題が雑誌などで取り上げられ、買い物客側に関心が高まっているという面もあるだろうし、以前と違ってCPU単体販売のマーケットが大きくなってもう無視できなくなっているという面もあるのかもしれない。実際、ショップや関係者などからリマーク品情報が最近こちらにもよく寄せられ、ここに掲載した写真もそこで見せられたもの。
このリマーク品の話は、実は別に目新しいことでもなんでもなくて、世界中でずっと以前から日常茶飯事のように起こっている問題で、それは今でももちろん同じ。386や486の頃からリマーク品の実例は山ほどあって、今でもハイエンドのCPUは常に狙われている。つまり、格下の安いCPUを使い、CPU表面のクロック数印刷などを書き換えて高性能CPUに見ててしまえば、もとよりも高額で取引きできるので、リマークして流通に流した側は儲かる、という仕組み。といっても、単に数字を書き換えるだけではなく、リマーク品はいちおうそのリマーク後の性能でギリギリで動作するようになっているものがほとんどなので、見た目でリマークがわからない精巧なもので、しかもそのまま動き続けてしまうと誰にも気がつかれない。どんなCPUも、ある程度性能にはマージンがあるので、マージンの高いCPUを使えば、例えば本来133MHzのもの150MHzとしてリマークして売ることもできてしまうワケ。こうしたリマーク品を作って流す業者はアジアに多いという話もある。
アキバで売られているCPU単体の製品は裸売りのものがほとんどで、これらはフライング販売などでも明らかなようにメーカーからの直接の公式ルートではなく、海外のブローカーといったいくつかの流通経路を経ているものなので、そこにリマーク品が紛れ込む可能性がどうしてもある。複数のショップに聞いてみると、ほとんどは入荷した時点でチェックをしていて、そこで疑わしいものがあれば取引先に返却しているとのこと。ショップ側でも、長けた人になると微妙な違いでリマーク品を判別できてしまうそうで、まず、CPU表面の色が変わっていたり、薄かったり軽かったりするもの(もともとの印刷を消すために、薄く削っている)はすぐに取り除かれる。ロットで入荷してるのに、シリアル番号が途中で連番になっていないものが混入していたりするものも、かなり怪しいそうだ。信用できるショップならば、こうしたチェックは必ず入っていると思って良さそう。ただ、それでもどうしても漏れてしまうケースもありえるし、そうした一部のケースが大きくメディアで取り上げられる可能性は今後も否定できない。そこで、最近はIntel製CPUに関しては、裸売りのものと同時に、正規代理店を通ったIntelの純正箱入りパッケージを置くショップも多い。「少し値段が高くてもより確実に信用のおけるものを買いたい人はこちらをどうぞ」というワケ。
しかし、これもイタチごっこで、実はPentiumProが出回り始めた頃には、このIntelの箱まで偽造されていたケースもあったらしい。おそらく、こうした話が先の最近の箱の偽造対策なのではないかと思われる。
CPUも、ほとんど紙幣と同じような偽造対策が必要という、意外なような当たり前のお話。少し前には、メモリチップのリマーク品が出回った(例えば70nsのものを60nsにしていたもの)なんて話もあって、疑えばキリがないという…。ある意味、裸売りのものを買う場合にはこうしたリスクは覚悟で買うというのが、以前なら「暗黙の了解」だったのが、最近はマーケットの広がりからかそれも崩れつつあるのかも。
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[撮影:DCR-PC7+V-Port 協力:アイ・ツー Mobile専科東京3号店]
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[撮影:DS-7]
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[撮影:DS-7]
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[撮影:DS-7]
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[撮影:DCR-PC7+V-Port 協力:フロンティア神代 東京秋葉原店]
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[撮影:DCR-PC7+V-Port 協力:フロンティア神代 東京秋葉原店]
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