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【デモ用に用意された張り紙】 | 【FlipFlap】 |
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【USER'S SIDE】 | 【A-Master】 |
これでまた新たな挑戦者が大激戦のCPU市場に参入し、一層激しいCPUバトルの展開へ、というワケ。ただでさえINTEL、DEC、Cyrixの間でCPU高速化技術に関する訴訟沙汰まで勃発して、まさに場外乱闘ありの大乱戦状態に入っているというのに、IDTとCentaur TechnologyというベンダーからはMMX Pentium互換プロセッサ「C6」という予期しない発表はあるわ、6x86MXも出るわで一体何がどうなってるんだか、もうハチャメチャ!(もちろん、外野からすると楽しい!のだけど)。
さて、その6x86MX。アキバではどうなっているかのというと、これがもう大手ショップを中心に「いかに入荷数を確保するか」で、これまた大バトルが展開されている(らしい)。複数の情報筋によれば、Cyrixが全世界に初期ロットとして出荷するのが2,000個程度と少なく、その割り当てを巡って水面下でさまざまな動きがあるのだとか。ある大手のPC/AT互換機店でも「ショップブランドマシンの組み込み用としてようやく10個を確保した程度」という中、某全国展開の大手パソコン店系列のメーカーが独自ブランド用にごっそり確保したという話もある。CPU単体の販売では、6月中旬当たりから末にかけて市場に出回るようで、オンラインショップでも、PowerAssist、Happy-Catらが6月入荷を高らかに宣言している(西早稲田の高速電脳では少量確保し、予約受付を開始したそうだ)。
アキバでもCyrixに強いショップが幾つかあるけれども、現在具体的な動きを見せているのはA-MasterとTWOTOP。A-Masterの方はCyrixの日本法人とは太いパイプがあり、すでに以前から6x86MXはサンプル品をGetしてテストしていたのだそうだ。正式発表を機に、そのサンプル品を使ってのデモも日曜から(6月1日)開始する予定とのこと。サンプル品は133MHzのもので、製品版にはないもの。ただ、パフォーマンスは133MHzでも非常に高く、あるケースではK6 PR200に匹敵するベンチマーク結果さえ出たとか。同店では、6月中旬から末にかけて最初の製品版が10個程度入荷し、徐々に入荷数が増える予定だそうだ。予約販売も考えているとのことなので、今後の動きは要チェック!(6/1追加、デモの予定は事情により結局中止になったそうだ)。販売価格が気になるけれども、なんとTWOTOPではすでにホームページ上でPR166とPR200の価格を掲示中!。それぞれ7月入荷の\34,800、8月入荷で価格未定。
ところで、現在のCyrix/IBMの主力CPUである6x86(L)はアキバでまだまだ価格の下降が進行中。今週はPR200+でUSER'S SIDEが\17,000、A-Masterが\17,300、FlipFlapが\17,800(ファン付き)と、\17,000台が続出。Pentium 200MHz相当の性能がもうこんな値段に..。少なくとも、コストパフォーマンスという意味では、6x86(L) PR200+はかなり抜きん出た存在、のような気がするのだが..。
というわけで、CPU大乱戦はまだまだ続くのだ!(と、以下に続く)。
P.S.
Tom's HardWare Guideでは早くも、6x86MXのベンチマークを掲載している。スピードず気になる人はすぐ見るべし。
[撮影:MP-EG1とCoolShot 協力:USER'S SIDE、A-Master、FlipFlap]
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【K6 PR233】 | 【MMX Pentium 233MHz】 |
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【K6 PR233】 | 【MMX Pentium 233MHz】 |
MMX対応Pentium 233MHzが先週登場したと思ったら、続いて今度はK6 PR233(233MHz)がアキバに登場。両方を扱っているBLESSでは、店頭価格がどちらも約10万円(K6 \98,800、MMX Pentium \94,800)と、まさに似た者同士。ただ、K6の方は品薄とは言え、それほど時間がかからずに価格が下がる兆候が見えているとか。
改造マニアの間では、クロックアップでの耐久テストなどでこうした最速Socket 7対応CPUの需要が高まっているらしいし、ハイエンド指向のマニアには目移りする状況か?。どっちを選ぶか、それとも両方買うのか。新しいCPUは続々出てくるし、マニアの財力耐久テストと言った方がよかったりなんかして。
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【チャンピオンベルトならぬ..】 | 【対抗意識向きだし】 |
そのショップ間戦争の象徴はアキバを一巡すれば誰もが気がつく。先週書いたように、コムサテライト1号店(COM/1)では店頭に「K6-200MHz一番安い店」という派手な張り紙を出して絶対の自信をアピール中。そして、それに触発されたのかA-Masterでは「K6が1番安い店より安い?」と明らかに対抗意識をむき出しにしたPOPを店内に掲示。今週は激戦のうえ、\49,800と両店引き分け。
面白いのはここまでの経緯で、先週の土曜日(24日)に最安店を名乗りながら2番手に甘んじたコムサテライト1号店(COM/1)は、確認したところでは月曜にはまた少し下げて最安店となっていた(\52,000台)。それが長く続くかと思いきや、金曜夕方に突如A-Masterが\50,000ジャストに下げ、土曜にはコムサテライト1号店(COM/1)が追従。そして、夕方にはどちらも\49,800となって閉店(停戦)。実に激しい値下げ合戦が繰り広げられていたのだ。
ショップが極度に密集するアキバでは、製品(CPU)の競争が活発化すれば、同時にショップ間の価格競争も激しくなる。「アキバでは他店を刺激するような行動は、よほどの覚悟がなければできない」と良く言われるけれども、そのいい実例でもある。日曜も激戦が予想される..。
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【ビックパソコン館新宿東南口店】 |
ただ、CPUがなんでもかんでも安いかというと、そうでもないので、なぜ急にPentiumIIをこれほど下げたのかちょっと謎。目玉品にしては、限定セールの対象でもないし。これからは新宿も要チェックか?。おそるべし、ビックパソコン館。
[撮影:MP-EG1]
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【FLASH PACKER mini】 | 【個人所有のCF】 |
個人的に買った15MBのものはつい数週間前で4万円近くしたというのに、今日見たところでは2万円台のものを幾つか発見。1つは、Flash ATAやコンパクトフラッシュの定番、EPSON FLASH PACKER mini(デジタルカメラ用)で、15MBが\25,800、10MBが\19,800(いずれもアイ・ツーMobile専科東京3号店)。信頼のおけるブランドもので、この値段とはビックリ。もっと驚いたのは、T-ZONEミナミ(5F)で売られていたバルク品・ノーサポートという条件のもので、15MBがなんと\22,800。実際にはMICROTECH PDCC-15という製品名がついており、細かく製品仕様も製品に掲示されているので、中身がわかる人はそれを確認して買うといいかもしれない。ちなみに、15MBだと、CoolShotではVGAサイズで約190枚の撮影が可能なので、だいたいこれ1枚あれば30万画素クラスのデジカメ用で困ることはほとんどないのではないかと思う。
Flash ATA(Type2サイズ)も価格はさがっていて40MBでも5万円程度。少し前の60%程度にはなっている様子。こうしたメモリカードの価格下落はデジカメユーザーにはまさに朗報だ。
[撮影:MP-EG1 協力:アイ・ツーMobile専科東京3号店]
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【HP-320LX(1)】 | 【HP-320LX(1)】 |
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【velo1(1)】 | 【velo1(2)】 |
意外だったのは、PHILIPSのVelo1も入荷していたこと(ソフマップ8号店秋葉原NetWorld)。モデムを内蔵していたり、個性的な仕様であることから注目されていたH/PCだけれども、なぜか今まで国内には登場したことがなかった。同店でも、在庫している2台を指して「自称、国内で2台だけです」と言う。
そろそろ日本語版のWindows CEとH/PCが発表されるとも言われているし、アキバではちょっとしたブレークの予感のする状況だ(希望的観測)。
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【テレぴか】 | 【テレぴか】 |
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【たまぴっち】 | 【ヒカリウケッチャー】 |
このイベントは、情報通信と名前がつくだけあり、会場では携帯電話関係のデモもたくさんあり、当然ながら怪しい携帯電話グッズ関係も一緒に出展されていた。なかでも、LPLらが出していた「テレぴか」、「ヒカリウケッチャー」なるものはなかなか秀逸。テレぴかは、PHSや携帯電話にとりつける着信お知らせを行うグッズで、半透明の小さなボディに小さなプリント基板が乗り、表側にはライトがついている。電波をキャッチすると、ピカっと光って着信を知らせてくれるのだけど、もちろん機能はそれだけじゃない。スイッチを使えばキーライトにもなり、プリクラのシールを取りつけるスペースまで用意されている..。これは女子高生向きか?(6月中旬発売)。バンダイのヒカリウケッチャーは、PHSや携帯電話用のストラップにたまごっち関や怪獣ブースカなどのキャラクター人形がついたもので、これがまた着信時にはピカピカ光る。キャラクターにはいろいろバリエーションがあって、おやじっち、ペンギンのPINGU、クッキーモンスターなど全6種類。文字で書くとなんともつまんないんだけど、写真を見てそのイメージを膨らませて欲しい。バンダイだけに、キャラクターの作りやデザインがうまく、思わず「あ、かわいい」と思わせる作り。でもやっぱり女子高生向きかな?(6月下旬発売)。
以前に、携帯電話用の光るアンテナを紹介したことがあるけれど、やっぱり携帯ものは光らなくっちゃ!、と改めて再確認したイベントなのであった..(なにやってんだか)。
[撮影:Q-miniとDIJE]
米Transendは1台のモデムで33.6Kbps×2回線のバルク転送=67Kbpsデータ通信を行うモデム「Transend 67」を発表した。あまりのキワモノさ加減にシビれた私は、さっそくあちこちのショップで「入れる予定ないですか?」と聞いてみたのだけれど、どこもいい返事なし(あたりまえか)。$600近くもするし、国内はISDNブームということでどこも及び腰。どこかで仕入れないかしら。
またまた、Panasonic、TEACにつづいて24倍速CD-ROMドライブ登場。今度はA-Openの「CD-924E」で、製品形状はバルクではなくてきちんとしたリテール箱パッケージ。計5店で販売され、最安値はノウムの\15,800。
Cyrixの低価格PC用のオールインワンCPU(?)「MediaGX」を搭載したPCがT-ZONEミナミ(4F)でデモ中。プロトン製のPCで「CyberCube GX」という。MediaGX 133MHz、メモリ16MB、ビデオ、サウンド、1GB HDD、8倍速CD-ROMドライブ、33.6Kbpsモデム付き。値段は未定だそうだ。どれほどのスピードか体験するにはいいチャンスだ。
Matroxの超人気ビデオカードMillenniumの後継機、「MillenniumII」は6月中旬登場か?。最大で16MB WRAM搭載可能で1,900×1,200ドットまで表示できるという化け物カードは、TWOTOPのホームページ上ではすでに価格が出ていて、4MBで\34,800、8MBで\45,800とかなり安い。6月中旬には入荷するというから、これは期待度大だ。
アキバで幅をきかせつつある同人誌専門店「虎の穴」がホームページを開設した。まだ工事中のところが多いけれども、イラストを中心に、その内容はいかにもという雰囲気。
フロンティア神代 東京秋葉原店では即納モデルとして、早くもMMX対応Pentium 233MHz搭載のシステム「Frontier HighGrade TX-ML」を販売開始。TX97X、3.2GB HDD、32MB SDRAM、Millennium 4MB、SoundBlaster16、12×CD-ROMドライブといった内容で価格は\279,800。INTELからお咎めがなければよいけど。
TyanのDualPentium II対応マザーボード「TAHOE II S1682D」がUSER'S SIDEに登場。価格は\51,800。すでに10枚ほど売れてしまって、残りは1枚。マニア、企業、システム販売の業者などが買っていったそうな。Built-Upでも\48,000で販売中。
TWO-TOP秋葉原1号店では注目の10,000rpmの超高速ハードディスク「Cheetah」の販売を開始。ST34501N(UltraSCSI-HDD,4.5GB,10,000rpm)が\128,000、ST34501W(UltraWideSCSI-HDD,4.5GB,10,000rpm)が\138,000という価格。HDDマニアの人にはおすすめ。
最新の相場参考資料はこちら |
CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/5 第5週) CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/5 第4週) |
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[撮影:MP-EG1 協力:フロンティア神代東京秋葉原店]
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[撮影:MP-EG1 協力:USER'S SIDE]
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[撮影:MP-EG1 協力:USER'S SIDE]
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