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【6x86Mechanical Sample(表)】 | 【6x86Mechanical Sample(裏)】 |
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【SPEEDY】 | 【WindSock】 |
A-Masterでは10個の入荷(TWO-TOPは20個だそうだ)があったものの、すでに通販分や予約販売分ですべて売れてしまったそうで、今回は店頭販売はなし。ただ、店頭では現物を展示しているし、デモも行われているので「見るだけでも」価値はあり。店頭展示品は予約者からの受け取りを待つ商品と、ほかにCyrixから提供を受けたというMechanical Sample品があり、これは形状や材質は本物と一緒ながら、実際には動かないもので、言ってみればモックアップ。初めてこういうモノがあるということを知った人も多いと思うので(自分もそうなんだけど)、CPU裏側の刻印を写真で掲載したのでジックリ鑑賞されたし。
さて、その製品版を見てみると、Computex Taipeiで見たものとは表面の刻印が少し異なることがわかる。「Cyrix 6x86MX」の文字が中央に刻印されただけだったものが、製品版ではそれと一緒に「6x86-PR166 60MHz Bus 2.5x 2.8V FAN/HEATSINK REQUIRED」(写真掲載のものはSample品でPR200の表記)と性能/仕様も刻印されている。まぁ、これは今販売中の6x86のことを考えればごく当たり前のことだけれど(ちなみに、TWO-TOP秋葉原本店では「M2」刻印の133MHzサンプル品が展示中だ)。
性能については、きっちりベンチマークをとっているわけではないので、今後掲載されるはずの雑誌などでのデータを見てもらうとして、参考値としてA-Master店頭で実行されているSpeedyベンチマークの結果を掲載しておこう(詳しいテスト環境不明)。Speedy BenchMark = 412.86。
予想されたとおり、第1回目の国内への入荷数は非常に少なかったようで、次は7月近辺に入るということらしい。そのころには、「人柱達」によるいろいろなテスト情報があがているだろうから、それを見て購入を検討するのが、まぁ安全なところか。何はともあれ、とりあえず6x86MXが市場に流れ始めたということで、メデタシメデタシ(次はC6だ)。
P.S.
ちなみに、6x86の方はまだまだ価格が落ちていて、今週は6x86 200GP+が\14,000台続出(コンピュータボックス(C BOX)、A-Master、クレバリー)。個人的には、やっぱりまだこっちのほうがお買い得だと思う。
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【まだ見ぬ440LX..】 |
ところが!、だ。なんと7月にも440LXチップセット搭載のマザーボードが入荷する、と予告するショップが登場した。そのショップとは、以前にも一度紹介したことのあるPowerAssistという新潟県を拠点とするオンラインショップで、そのホームページによるとU.S.Iという台湾メーカーのPRO273なる製品が7月7日に入荷し、詳しい仕様は現在不明ながら、搭載チップセットは440LXで販売価格は\31,800という(メーカーは7月1日から量産体制とか)。7月に440LX搭載製品が入荷するというだけで衝撃的なのに、値段もめちゃくちゃ安い。今の440FXのPentiumIIマザーボードだってもう少しするというのに..。売る方も半信半疑のようで、自ら「本当か嘘か??」、「我が耳を疑ってしまいました」などと裏話まで披露している..。入荷した際には素早くベンチマークを載せるというので、とりあえず期待したいところ。ちなみに、ここのショップの人とはコンタクトを取り、入荷した際には画像なども送っていただくことになっているので、こちらにも期待していて欲しい。
ただ、今のところメーカー筋、アキバのショップ筋などで聞いた範囲では異口同音に「それはあり得ない話」と一様に否定的。U.S.Iとは直接の取引もあるというアキバのあるショップの話では、「このメーカーはもともと信頼性に重きを置いているところで、技術的には枯れた製品を出してくるところ。すばやく新チップセットの製品を出すとは思えないし、440LXがこの時期に出るというのも信じられない。メーカーからもそんな情報は来ていない」という。各マザーボードメーカーらは徐々に440LXチップセット搭載の評価用サンプルマザーボードを出し始めているので、そのサンプル品の話と混同しているのではないか、という人もいた。
謎は謎を呼ぶけれども、真相は7月には判明する。七夕には、新潟に注目だ!。
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【PA-2011】 | 【PT-2007】 |
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【ApolloVP2】 | 【FIC in ComputexTAIPEI】 |
特にPA-2011にスポットを当てると、Ultra ATAにも対応したVIAの高性能チップセットApolloVP2を搭載しているということで、前々から期待されていた製品。VP2はAMDがOEM供給を受けての出荷も決まっていて、K6との相性やパフォーマンスでも期待度大。アキバでも今までには何回か輸入版が登場しているけれども、今回から出回っているのは日本法人から出た国内版。サポートなどは国内版でないと受けられないので、安心なのはこちら。ショップによっては、国内版か輸入版かはっきり明示していないところもあるので、購入時にはきちんと確認することをおすすめする。
価格はどの製品もだいたい\24,000前後(PT-2007は\22,000前後)。
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【MegaHertz 56K PC Card Modem】 |
しかし、PCカードとなると話は違うのじゃないだろうか。なにしろ、ノートパソコンで外出先で使うことも多いから、ISDNではなくてアナログ回線用のモデムが安心だし、どうせならスピードは速い方がいい。実は自分でも台湾では「56Kbps対応のPCカードモデムはないか?」とショップを訪ね回っていたのだった(なかったんだけど..)。
で、その56Kbps PCカードモデムがアキバに登場した。輸入品で、U.S.RoboticsのおなじみXJACK付きのモデル「XJ1560」。U.S.Roboticsだから、もちろん56Kbpsはx2に対応していている。通信先がx2に対応していなくても、もちろん最低限33.6Kbpsモデムとして動作するので、値段さえ折り合えばあまり神経質にならなくてもよさそう。売っているのはT-ZONEミナミの5Fで、値段は\37,800。まぁ、日本語版のアナウンスも出ているので、今すぐ買うかどうかというのは悩ましいところ。写真はCOMDEX Spring '97の取材帰りの人間が買ってきたもので、$280程度だったそうだ。
[撮影:DIJE]
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【K6の価格はどんどん下がる】 |
人気の秘密はそのパフォーマンスの高さのほかに、値段が安いということにもある。200MHzクラスで言えば、Intel MMX Pentium 200MHzとK6 PR200とでは1万円以上も値段が違うし、新しいモノ好きの集まるアキバでは現時点では注目はK6に集まるのは仕方のないこと。で、価格の面では下げ基調変わらず、ついに今週はPR200でジャスト\40,000という最安値が飛び出した(神和電機)。先週の最安値が\45,800だったことを考えると、今週の下げ幅はかなり大きい。他のショップでも4万円前半が多く、\41,000台(T-ZONEアップグレードギャラリー、PC夢工房、USER'S SIDE)も珍しくない。
で、K6の価格動向の今後について、いくつかのショップで聞いてみると「今後まだまだ下がります」とあっさり言う..。ただ、仕入値が落ちるのはいいけれども、ショップ間の価格競争と相まって下落のスピードが加速していて、とにかくどんどんさばかないと、あっという間に仕入値より平均相場の方が安くなってしまうのだそうだ。面白いといってはなんだけど、いったん赤字になりそうとわかると、長く置いて損失を増やすよりも、価格をガンと下げてとにかく在庫を吐かす、ということも日常茶飯事なんだそうだ(これがまた連鎖反応を呼ぶ..)。
K6はPR233も今週はまた出回り始め、複数のショップで在庫を確認できた。価格は安いところで\73,800(Flip-Flap)、\74,800(ぷらっとホーム)といったところ。他は7万円台後半。こちらは困ったことにMMX Pentium 233MHzと比較して大して変わりがないので、こちらも早く安くなって欲しいもの。そうすればK6ブームはまだまだ続く..かも知れない。
[撮影:DS-7]
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【何に使うんだ?】 | 【マウスにもなる】 |
写真の白い茄子のような形をしたコレは、、HANDYKEYというメーカーの「Twiddler」なるキーボード&マウス。形状からも想像できると思うけれど、片手で握りしめるように持って使う。表側12個のキーと、裏側にあるALT/NUM/FN/CTRL/Shift/Mouseとの組み合わせですべてのキーを入力することが可能という。でも、操作をすべて選ぶにはそうとうな訓練が必要だ..。Mouseボタンを押せば、空中での動きを検出してマウスポインタも動くし、機能的には整ってはいる。うーむ、しかし一体にどういうときに使うのだろうか。店頭で実際にデモしているので、実際に動かしてみると、まるでゲームのようで楽しいかもしれない。\27,800。
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【緑色が目印のDAV本店】 |
先週から販売の始まっているダイアモンドマルチメディアのSCSIカード、FirePortシリーズはもしかすると凄くお買い得かもしれない。というのも、モデル20と40の2つがあるなか、40にはCD-Rのライティングソフトとして「GEAR」が同梱されているのだ。これは少し前なら10万円近くもしていた高機能なソフトで、マニアの間ではこれ欲しさのためだけに、一時的に出回ったGEARバンドルのバルクPanasonic製CD-Rドライブを買い求める人が多数出たほど。SCSIカード自体はSYMBIOSのチップを使ったもので、TEKRAMのDC-390シリーズと似たようなものらしいのだけど。
すでに「泣かず飛ばず」で終わっている感のあるPowerVR搭載3Dグラフィック専用カード。NEC-HE、アイ・オー・データ機器、メルコらから製品は出たものの、動作条件がキビしいし、対応ゲームがなかなか揃わないでどうもパッとしない。で、最近は一部で安売りが始まっていて、4MBメモリ搭載で安いところでは\7,800(T-ZONEミナミ、ソフマップ5号店)で売られていたりする。正直なところ、個人的にはこの値段でもどうかなぁと思うのだけれど、なんと最近はセガがPowerVR用にバーチャロンを出すということが決定して、どうやら起死回生のチャンスが巡ってきたらしい。MMXのないCPUでも、\7,800でPowerVRを搭載すればバーチャロンがすいすい動く「かもしれない」。プレミアが付いて値段が上がらないうちに買っておくのがいいかも。
アナウンスされながら、なかなか市場に製品が登場しなかったATAPIインターフェースのCD-Rドライブが、ようやく姿を現した。T-ZONEミナミ5Fの輸入品コーナーに出ているもので、2倍速書き込み6倍速読み出しの性能を持つミツミ製ドライブ「CR-2600TE」。なんと、ちゃんとしたリテールパッケージ品だ。価格は\79,800とお高いのが難点。ただでさえ環境に敏感なCD-RドライブをATAPIにしたという段階で不安なのに、値段も高いとあっては買うのは完全に「人柱」。誰か試してみる?。
アキバでもPentiumII 266MHzが10万円を切り、コンピューターボックス(C BOX)が\99,800、俺コンハウスが\99,480。IntelはPentiumIIをカートリッジ形状にすることでコストダウンがはかれた、と言っているのだから、もっとさがってもいいと思うのだが。
最新の相場参考資料はこちら |
CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/6 第3週) CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/6 第2週) |
メモリ製品相場情報(秋葉原/日本橋 '97/6 第3週) |
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[撮影:DS-7 協力:ソフマップ8号店秋葉原ネットワールド]
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[撮影:CoolShot 協力:USER'S SIDE]