で、実物はというと結構シンプルで、指先につけるセンサーは単に電極が2つついているだけ(電極間には2.36Vの直流電圧がかかっていた)。それを指に取りつけると、あとはそのセンサーを一旦小さなボックスに入れ、そこからまたパソコンのシリアル端子に接続してやればいい。そしてソフトをインストールすると、すぐにテストが出来る。
やってみると、最初はピクリとも反応しない。「不良品か?」、「いやもともと動かんのでは?」といきなり不安に..。そして他の人にやってみてもらうと、なんとバリバリ動くじゃないか!。しかも、やってる本人「すごーい、思ったとおりに動く」と感心しきり。「集中して、本気で右に行けと考えればいいみたい」というアドバイスをもらい、再び自分で挑戦してみると、かなり動きはおぼつかないものの確かに動く..。なんで?。付属のスキーゲームもこれでばっちりできた。たしかに集中していないといけないようで、順調にスキーゲームをこなしている最中に、人から話しかけられると途端にめちゃめちゃな動きになったりする。おそるべし!。残念ながら、俊敏にきびきび細かい動作をさせることはできないものの、おおざっぱなゲームくらいには使えそう。
なにしろ到着したばかりで研究が足りないんだけど、これはとっても不思議なデバイス。こんな仕組みで精度良く動くんならノートパソコンについてもいいと思うけど..。