第2章 スキャニングの概要
2.1 スキャニングの基本
2.1.1 スキャニングとは
スキャナーによる画像のスキャニングはコピー機の操作によく似ています。ただし大きく違う点は、コピー機が原稿の内容を紙の上に印刷することでしか出力できないのに対して、スキャナーで読み取られたイメージデータは電子的なファイルに出力し、アプリケーションソフトウェア上で加工したり、データとしてコンピュータ上に蓄積できるというところにあります。
2.1.2 スキャナーの基本機能
スキャナー の光源から原稿に光が当たると、その反射した光が
CCDセンサー(Couple-Charged Device) に感知されます。CCDセンサーは受け取った反射光の変化のレベルを解釈してデジタル化します。スキャナーはそのデジタル化された情報を、コンピュータに絵のデータ(絵としての情報)として出力するという機器です。
2.1.3 適正な画像を得るためには
スキャニングの用途・目的によって読みとりのための設定条件は異なってきます。
MiraScan95/NTには様々な機能が搭載されており、読みとりの際にイメージの品質を向上させることができますが、まずは以下のような点を最初に確認しておくことをおすすめします。