3.1 はじめに
スキャナードライバーMiraScan95/NTは、TWAIN規格に対応しており、アイコンによるユーザフレンドリーな操作性が特長です。その上MiraScan95/NTは、カラーの向上、網点除去、品質とスピードを改良するためのエラー検出などの機能もっています。次のウィンドウは、MiraScan95/NTドライバーが呼び出されたとき表示されます。
[ファイル]メニュー、[設定]メニュー、[画質調整]メニュー、[ヘルプ]メニューで構成されます。
メインメニューを開かずに、クリックすることができる6個のボタンが配置されています。これらのボタンは、[ポジ・ネガ反転]、[鏡像]、[明暗/コントラスト]、[カラー調整]、[ヒストグラム/トーンマップ]、[ネガフィルム色除去]で構成されています。ボタンの上にマウスを移動すると、その機能の説明が表示されます。
[カラーモード]、[原稿の種類]、[スキャンの速度]、[解像度]、[縮尺]、[ウィザード]と[モアレ除去]で構成されます。各々のコンボボックスから適切な項目を選択することができます。
[プレビュー]、[ズーム]、[スキャン]、[キャンセル]で構成されます。
[プレビュー]: このボタンをクリックするとプレスキャンが開始され、原稿のラフな画像が右のプレビューウィンドウに表示されます。
[ズーム] : 通常のプレビューでは小さすぎて、うまく範囲設定ができなかったり色合いの確認が難しい場合に便利な機能です。 小さな範囲を設定してこのボタンをクリックすると、プレスキャンが開始され、目的の画像が拡大されて表示されます。 この時にズームの必要がない程度の範囲設定では[ズーム]はできません。
[スキャン]: スキャンを開始します。 [キャンセル]:プレビュー、ズーム、スキャン処理を中止します。
プレビュー画像エリア
プレビュー画像エリアは、表示されたラフな画像から実画像に関する必要な情報を読み取ることができます。また、パラメータの操作による効果を確認するために、スキャン範囲を設定することができます。範囲をセットするための縦横2本のルーラが表示されます。
ステイタスエリア
「プロセスインジケーター」と「ステイタスバー」で構成されます。プロセスインジケーターは、スキャニングの完了を表示します。ステータスバーは、スキャン範囲の寸法と状態を表示します。
この章の次のセクションでは、MiraScan95/NTドライバーの機能の詳細について説明します。