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Windows Media サーバー コンポーネントをファイアウォールと共に使う

ファイアウォールを通した通信に問題がある場合は、ファイアウォールの別のポートを開くことができます。ファイアウォールのベンダに相談するか、次の表を参照して、Windows Media サービスからの ASF ストリームを受け付けるためにファイアウォールを調整する必要があるかどうかを判断してください。次の表は、ファイアウォールの内側にあるクライアントが、ファイアウォールの外側にある Windows Media サーバーから ASF ストリームを受信する場合のプロトコルとポートを示します。"入力ポート" は、ファイアウォールを通過するためにサーバーで使われるポートです。"出力ポート" は、サーバーと通信するために Windows Media Player で使われるポートです。

プロトコル 入力ポート 出力ポート
MMS (マルチキャスト) IP アドレス 224.0.0.1 から 239.255.255.255 1 から 65000
MMS-UDP (ユニキャスト) 1755 (TCP) 1024 から 5000 (UDP)
MMS-TCP (ユニキャスト) 1755 (TCP) 1755 (TCP)
HTTP 80  
MSBD (1) 7007 (TCP)、または DCOM を使わずにサーバーと Windows Media エンコーダ間で通信するために作成した任意のポート 7007 (TCP)
DCOM (2) 135 (TCP)  
(1) Windows Media サーバーが別の Windows Media サーバーからのストリームを配信していて、そのサーバーが既にポート 7007 を使用している場合を除きます。最初の接続ではポート 7007 が使われますが、次の接続では 1024 から 5000 の範囲にある任意のポートが使われます。
(2) DCOM (Distributed Component Object Model) では、通信ごとに 1 つのポートが動的に割り当てられます。すべての DCOM 通信がファイアウォールを通過できるようにするには、ファイアウォールを通す同時接続数と同じ数のポートを割り当てます。それぞれの通信ごとに、使われるポート番号に対応する UDP ポートと TCP ポートを開きます。さらに、TCP/UDP 135 を開きます。これは、RPC エンド ポイント マッピングで使われます。次に、レジストリ キー "HKEY_LOCAL_MACHINES\Software\Microsoft\Rpc\Internet" を作成し、このキー用に確保しておいたポートを設定します。

次の例では、DCOM ポートの範囲を 10 ポートまでに制限しています。

Named Value:Ports
Type:REG_MULTI_SZ
Setting:Range of port.Can be multiple lines such as:
3001-3010
135

Named Value:PortsInternetAvailable
Type:REG_MULTI_SZ
Setting:"Y"

Named Value:UseInternetPorts
Type:REG_MULTI_SZ
Setting:"Y"

メモ



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