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Windows Media ログ ファイル リファレンス

ユニキャストやマルチキャストのログ収集を有効にした場合に作成されるログ ファイルには、スペースで区切られたフィールドが含まれています。次の表に、ログ ファイルに記録される各エントリのフィールド、説明、サンプル値の一覧を示します。

フィールド 説明
audiocodec ストリームで使われたオーディオ CODEC。 Voxware_MetaSound
avgbandwidth クライアントがサーバーに接続した平均の帯域幅 (ビット/秒単位)。 24300
c-buffercount ストリームの再生中にクライアントがバッファ処理を行った回数。 4
c-bytes クライアントがサーバーから受信したバイト数。ユニキャストの場合、c-byte と sc-byte は同じである必要があります。等しくない場合、パケットの損失が発生しました。詳細については、「損失パケットについて理解する」を参照してください。 28583
c-cpu クライアント コンピュータの CPU の種類。 Pentium
c-dns クライアント コンピュータの DNS 名。 tokyo2.dns.company.com
c-hostexe ホスト アプリケーション。たとえば、ブラウザ内の Web ページ (Iexplore.exe)、Microsoft® Visual Basic® アプレット (Vb.exe)、または単体の Windows Media Player (Mplayer2.exe) などです。 iexplore.exe
c-hostexever ホスト アプリケーションのバージョン番号。 4.70.1215
c-ip クライアント コンピュータの IP アドレス。正常に接続していないクライアントは、クライアントの IP アドレスではなく、クライアントのプロキシ サーバーの IP アドレスを提供します。 157.56.219.146
c-os クライアント コンピュータのオペレーティング システム。 Windows_NT
c-osversion クライアント コンピュータのオペレーティング システムのバージョン番号。 4.0.0.1381
c-pkts-lost-client サーバーからクライアントへの転送中に損失し、クライアント層のエラー訂正やネットワーク層の UDP 再送信によって復元されなかったパケット数。 5
c-pkts-lost-cont-net ネットワーク層でサーバーからクライアントへの転送中に連続的に失われたパケットの最大数。 2
c-pkts-lost-net ネットワーク層で失われたパケット数。ネットワーク層で失われたパケットは、クライアントが転送エラー訂正を使って再作成した場合に復元できます。c-pkts-lost-net と c-pkts-lost-client の差が c-pkts-recovered-ECC です。 2
c-pkts-received 最初の試みでクライアントに正しく受信された、サーバーからのパケット数 (s-pkts-sent)。 50
c-pkts-recovered-ECC クライアント層で修復または回復されたパケット数。クライアント層で修復または復元されたバケットは、c-pkts-lost-net と c-pkts-lost-client の差に等しくなります。 3
c-pkts-recovered-resent UDP 経由で再送信されたために回復されたパケット数。 5
c-playerid プレーヤーのグローバル一意識別子 (GUID)。 {c579d042-cecc-11d1-bb31-00a0c9603954}
c-playerlanguage クライアントの言語の国別コード。 en-US
c-playerversion プレーヤーのバージョン番号。 6.2.5.415
c-quality クライアントで受信されたパケットの割合。ストリームの品質を示します。

cPacketsRendered が、エラー訂正および UDP 再送信によって復元されたパケット (c-pkts-received + c-pkts-recovered-ECC + c-pkts-recovered-resent) を含めた、クライアントで受信されたパケットの全部である場合は、c-quality は、次のように計算することができます。

[cPacketsRendered/(cPacketsRendered + c-pkts-lost-client)] * 100

96
c-rate 最後のコマンド イベントが送信されたときの、Windows Media Player のモード。

1 は、再生、早送り、巻き戻し、またはマーカーによるジャンプ操作中に、一時停止または停止されたことを表します。

-5 は、再生、停止、または一時停止操作から巻き戻されたことを表します。

5 は、再生、停止、または一時停止操作から早送りされたことを表します。

1
c-resendreqs 新規パケットを受信するための、クライアントの要求数。このフィールドに値が含まれるのは、クライアントが UDP 再送信を使う場合のみです。 5
c-starttime エントリがログ ファイルに生成されたときのストリームのタイムスタンプ (秒単位)。 0
c-status クライアントの状態を示すコード。Request for Comments (RFC) 2068 および 2326 で定義されている HTTP/1.1 および RTSP の各クライアント ステータス コードに割り当てられます。

Windows Media サービスには、480 (サーバーのクライアント数の制限を超える同時クライアント接続) および 483 (サーバーのビット レートの制限を超えるストリーム) の 2 つの拡張可能なクライアント ステータス コードがあります。

200
c-totalbuffertime クライアントがストリームのバッファ処理に要した時間 (秒単位)。クライアントで、ログ エントリが生成される前に 2 回以上ストリームをバッファに保存すると、c-totalbuffertime は、クライアントがそのストリームのバッファ処理にかかった時間の合計になります。 6
channelURL .nsc ファイルの URL。ユニキャスト クライアント情報ログ ファイルの場合は、このフィールドに "-" が記録されます。 http://tampico/channel.nsc
cs(Referer) Windows Media Player が埋め込まれている Web ページの URL (埋め込まれている場合)。 http://www.company.com
cs-uri-stem 再生中のファイル名。ユニキャストの場合は .asf ファイル、マルチキャストの場合は .asx ファイル mms://zanzibar/sample.asf
cs(User-Agent) Windows Media Player がブラウザに埋め込まれている場合、使用されるブラウザの種類。 Mozilla/4.0_(compatible;_MSIE_4.01;_Windows_98)
date エントリがログ ファイルに生成されたときの日付 (グリニッジ標準時)。 1999-04-19
filelength ファイルの長さ (秒単位)。ライブ形式のストリームの場合、この値は 0 です。 60
filesize ファイルのサイズ (バイト単位)。ライブ形式のストリームの場合、この値は 0 です。 86000
protocol ストリームにアクセスするための プロトコル。mms、http、asfm (マルチキャスト プロトコル) などがあります。 mms
s-cpu-util サーバーのプロセッサでの平均負荷 (0% から 100%)。複数のプロセッサが存在する場合、この値はすべてのプロセッサの平均値です。 40
s-dns サーバーの DNS。 media.server.company.com
s-ip サーバーの IP アドレス。 224.24.41.189
s-pkts-sent サーバーで送信したパケット数。 55
s-totalclients サーバーに接続したクライアント数 (ストリームを受信しないものも含む)。 20
sc-bytes サーバーがクライアントに送信したバイト数。 30000
time エントリがログ ファイルに生成されたときの時刻 (グリニッジ標準時)。 15:30:30
transport ストリームの配信に使われた転送プロトコル (UDP、TCP、または IP を介した UDP マルチキャスト)。 UDP
videocodec ストリームのエンコードに使用したビデオ CODEC。 Microsoft_MPEG-4_Video_Codec_V2
x-duration クライアント イベント (早送り、巻き戻し、一時停止、停止、またはマーカーへのジャンプ) までにクライアントで再生されたコンテンツの長さ。上のいずれかのクライアント イベントが発生すると、ログ エントリが生成されます。 31



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