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ステーションは、ASF ストリームをクライアント (特に Windows Media Player) にマルチキャスト配信するために使われます。マルチキャストにより、ネットワーク帯域幅の必要量を最小限に抑えられます。クライアントが ASF ストリームの受信にステーションを使わない場合、各クライアントに対して個別のサーバー接続が必要になります。この場合、ネットワーク帯域幅をすぐに使い切ってしまい、ネットワークの情報を配信する能力が限定されてしまいます。
配布モードは、ステーションをマルチキャスト、配布、またはその両方に使用するかどうかを定義する、ステーションの特性です。
ステーションには、IP アドレス、ポート、ストリーム形式、TTL (time-to-live) 値など、ASF ストリームを Windows Media Player に配信するために必要な情報が含まれています。この情報は、.nsc ファイルに保存されます。
ASF コンテンツをストリーム配信するためにステーションが使う IP アドレスを見つけられるように、Windows Media Player は .nsc ファイルにアクセスする必要があります。.nsc ファイルは通常、共有ネットワークのディレクトリや Web サーバーのディレクトリから利用できます。電子メール メッセージ、UNC パス、または Web ページのリンクから配信されたアナウンスメント ファイルを開くときに、Windows Media Player は .nsc ファイルへの URL を展開します。
ステーションの作成および管理は、Windows Media アドミニストレータの [サーバーの設定 - マルチキャスト ステーション] ページから行います。また、このページは、作成したステーションから配信するためにストリームをプログラムに編成するインターフェイスとしても使います。