接続許可書について

接続許可書は、Microsoft Exchange Server Version 5.5 ディレクトリと Microsoft Windows 2000 Server Active Directory の間の、ディレクトリ複製処理の制御メカニズムとして動作します。接続許可書は、次の項目を定義します。 Windows 2000 Server を実行している単一のコンピュータにインストールできる ADC のインスタンスは 1 つだけですが、接続許可書は複数確立することができます。接続許可書は、それぞれ固有の複製タスクを実行するように構成できます。たとえば、1 つの接続許可書が Windows 2000 Server の Active Directory を常に更新する一方で、別の接続許可書が、Exchange ディレクトリに対して Windows 連絡先を毎日午後 6 時に更新することができます。

[Active Directory ユーザーとコンピュータ] で新規ユーザーを作成するときに Exchange メールボックスを追加できるようにするには、双方向の接続許可書か、Windows から Exchange への一方向の接続許可書を構成する必要があります。Exchange から Windows への一方向の接続許可書では、メールボックスが既に 1 つ存在するため、ユーザーはメールボックスを追加することができません。

また、プライマリ接続許可書を確立することもできます。プライマリ接続許可書は新しいオブジェクトを作成しますが、それ以外の接続許可書は既存のオブジェクトに情報を複製するだけです。

関連項目

接続許可書のセットアップ