たとえば、Windows において、内部ユーザー、ゲスト、グループ、コンピュータという 4 つの組織単位を構成するとします。その場合、Exchange では内部ユーザー、ゲスト、およびグループの 3 つの受信者コンテナだけを作成し、Windows のコンピュータ組織単位に対応する受信者コンテナは作成しないでおきます。次に、すべての正規社内ユーザーを内部ユーザー コンテナに配置します。最後に、カスタム受信者をゲスト コンテナに配置し、配布リストをグループ コンテナに配置します。
この構造によって、Windows と Exchange の対応する組織単位の間で、3 つの接続許可書をセットアップすることができます。Windows から Exchange に複製するための接続許可書を構成すると、Windows に作成される新規の内部ユーザーが正しい Exchange 受信者コンテナに自動的に複製されます。
注 Windows 2000 には、グループ メンバシップに関する多くの制限があります。たとえば、ドメインのローカル グループをグローバル グループのメンバにすることはできません。Exchange 5.5 では、Windows 2000 の制限に従わないと、メンバシップを Windows 2000 に複製することはできません。