ストリームとは
ストリームとはファイルに付加することが出来る追加情報のことです。FATファイルシステムではファイルに属性というものがあり、
読み取り専用、隠しファイルなどの属性を設定したり、ファイルの更新日時を参照することが出来たと思います。
これらの情報はファイルに書き込まれているわけではなく、そのファイルに関連づけられたストリームに書き込まれているのです。このように
ストリーム自体はNTFS の新機能というわけではありません。
NTFS で拡張された点は、名前を持った複数のストリームをファイルに関連づけることが出来るという事です。
FAT でサポートされるストリームは名前を持たないメインストリームのみで、我々が独自の情報をファイルに追加することは出来ませんでした。
ファイルのプロパティを見て下さい。NTFSドライブにおいては「概要」と言うタブが現れ、ここにタイトルや制作者の情報を記入することが出来るようになっています。
これらの情報は名前付きストリームに保存されることになります。
![](/file/22325/VPR0106A.BIN/OLS/NTFSU11/NTFSU11.lzh/NTFSUtilsInst11.msi/_EF4C6EC2D02841E2B6BAD9E7A600FBD1/st_top_prop.gif)
Windows 2000 の拡張されたプロパティ
Windows 2000 で提供されるストリーム機能はこれだけですが、もちろん独自の
全く違った情報を追加することも可能です。
ただそのためのユーザーインターフェースが装備されていないだけです。
ストリームの魅力はファイルの内容を変えることなく、あらゆる情報をファイルに付加できるところにあります。
例えば Windows 2000 のサーバー版ではマッキントッシュのファイルシステムとの互換のため、
リソースフォークをストリームに保存しています。
ストリームの操作
ストリームの消失について