自宅サーバ公開支援ソフトウェア 自宅鯖の番人 オンライン・ヘルプ |
この「自宅鯖の番人」は、LAN(TELNET)経由でTAルータを遠隔制御します。
ブラウザから(時には毎回パスワードを入力しながら)マウス操作で回線の接続と切断をコントロールするTAがありますが、その操作をインターネット接続時に毎回行うのは結構面倒と感じている人も多いはずです。
また、自宅にサーバを立ててテレホーダイの時間帯だけ公開しようとする場合、TAルータとパソコンをシリアル接続で結んで制御ソフトウェア(有名なところでは DISCO(DJTakuya氏制作) など)を使用するか、TAルータのスケジューラを使うくらいしか方法がありませんでした。前者の場合は、128kの帯域を使い切ることが難しく、後者の場合は毎回変化するIPへのジャンプポイントの生成が手動となってしまいます。この「自宅鯖の番人」を使用すると、次のようなことを実現できます。
- タスクトレイアイコンのポップアップメニューからのTAルータの制御(接続・切断・確認)
- 指定した時刻に接続・切断(その時間帯の接続維持も可能)
- TAルータのグローバルIPアドレスを取得し、エントランスページを更新
単なるTAルータの「リモコン」としての機能だけではなく、グローバルIPと呼ばれるIPアドレスの取得や、それによるTAルータへのジャンプポイント(リンク)の自動生成が可能な点が目玉です。
ダイアルアップ接続の場合、自宅のLANとインターネットとの接続点になるTAには、インターネット(外側)におけるアドレスとLAN(内側)におけるアドレスが存在します。インターネット側のアドレスをグローバルIPと呼び、このIPは世界でただ一つのIPです。また、そのIPを知っていれば、世界中どこからでもあなたのTAルータへ接続を試みることができます。つまり、インターネットへ接続している友人や知人(に限らず部外者でも)を、自宅のサーバへ招き入れ、あなたのマシン上に構築したWebサーバを利用してもらうことができるのです。
これは一見危険なことですが、その危険と引き替えにプロバイダのWebサイトスペースでは考えられないような自由(GBクラスのディスクスペース、制限のないCGIなどのサーバーサイドアプリケーションの制作、プライベートなDBなど)を手に入れることができます。(注意)プロバイダへダイアルアップ接続したTAルータを使用してインターネットサーバを外部へ公開するにあたって、次の点にご注意下さい。
・プロバイダが許可しているか。
・ネットワーク構造上、目的とするホストからサーバが参照できるか。
・必要となる専門的な知識・技術・ソフトウェアを有しているか。
・TAルータ、関与するマシンの設定が正しく行われているか。
特に最後のTAルータの設定に関しては、十分に注意してください。大部分のTAルータは標準では自宅サーバの公開ができないように設定されています。必要に応じてユーザーが設定を変更する必要があるわけですが、間違った設定を行うと思わぬ被害(データの漏洩、ハッキング、クラッキング等)を被る可能性があります。これはLANに存在する全てのホストの設定にも言えることです。
このプログラムは、不特定多数の自宅サーバ公開に関与しますが、その運用は各利用者の責任において行ってください。このプログラムを使用したことで発生したいかなる損害に対しても、作者は一切関知しません。
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