自宅サーバ公開支援ソフトウェア 自宅鯖の番人 オンライン・ヘルプ |
この「自宅鯖の番人」は、タスクトレイに常駐します。アイコン上にマウスカーソルを重ねると、接続状態がポップアップ表示されます。
アイコンは、
・・・接続中(ONLINE●)
・・・Telnet通信中(CONTROL NOW)
・・・接続されていない(OFFLINE○)
と変化します。
アイコン上でマウスボタンをクリックすると、ポップアップメニューが表示されます。
右ボタンと左ボタンで、表示されるメニューが異なります。ポップアップメニュー(左クリック)
ポップアップメニュー(右クリック)
プロパティ(設定)画面
設定画面は以下のような画面構成になっています。
●TAルータへの接続設定
TAルータへ接続するために必要な情報を設定します。
- TAルータモデル
お使いのTAルータに該当するモデル名を選択します。
- TAルータIPアドレス
TAルータのIPアドレス、TELNETポートを指定します。デフォルト(ごく一般的な設定)にするときは、右の「IPアドレスとポートを標準設定にする」ボタンをクリックします。
- ログインパスワード
TAルータへのログインに必要なパスワードを入力します。
Version 2.2a 以降は、レジストリへは暗号化されて保存します。
- 管理者パスワード
Administrator(管理者)パスワードが別途必要な場合のみ、ここを設定します。
Version 2.2a 以降は、レジストリへは暗号化されて保存します。
- 起動のたびにパスワードを入力
「自宅鯖の番人」が起動してから最初に認証が必要となるときに、パスワードの入力をユーザーに求めます。
一度入力すると「自宅鯖の番人」を終了するまで、入力されたパスワードが認証に使用されます。
(注意)誤ったパスワードを入力してしまうと、一度終了するまで正常に動作できなくなります。
- 接続確認ボタン
このボタンをクリックすると、画面上の設定で接続を試み、確認の結果が表示されます。
- メッセージダイアログ
ここのチェックを入れると、接続・切断時の成功ダイアログやエラーダイアログの表示を抑制することが出来ます。
これを使用するとうるさいダイアログが出なくなりますが、TAルータ制御に失敗しても気づかない(例えば切断に失敗してそのままつなぎっぱなし)という事態も起こりえますのでご注意下さい。
特に「エラーダイアログを表示しない」オプションは、ノートパソコンなどの常にTAに接続しているとは限らないような状況でのみ、使用をお勧めします。
イベントサウンドの使用の有無は、別途「その他」の設定で切り替えられます。
- 動作ログ
動作記録が、日付と時刻と共に出力されます。ログファイルのサイズが 1MB を越えると、最も古いログから自動的に(行単位で)削除されていきます。
「TAルータとの通信ログも残す」にチェックを入れると、TELNET及びhttpの通信記録をはじめとする詳細情報も出力されます。
TAルータ自体にログ機能がある場合があるので、これは開発・デバッグ用と考えてください。特に、通信ログも残す設定にすると出力されるログが膨大になり、場合によっては動作速度の低下を招く場合もあります。●自動接続・切断設定
自動接続と自動切断、定期確認機能の設定を行います。
- 自動接続先プロバイダ
1から5の接続設定の中から、自宅鯖の番人で遠隔操作したいものを選択します。
ブラウザーなどで表示される接続設定番号と異なる場合がありますので、設定・変更の際には「表示更新」ボタンを押して接続設定をTAルータから取得してください。
- ブラウザが起動したら自動接続
Webブラウザが起動したら、自動的に回線を接続します。
エントランスページの自動更新処理は行いません。ただ回線を接続するだけです。
- ブラウザが終了したら自動切断
Webブラウザが全て終了したら、自動的に回線を切断します。
エントランスページの自動更新処理は行いません。ただ回線を切断するだけです。
ただし、下の「指定時刻になったら自動接続」と「指定時刻になったら自動切断」の間の時間帯(自動接続時間帯)は無効になり、全てのWebブラウザを終了しても、自動切断時刻になるまで接続は維持されます。
- オプション
Webブラウザとして判定されるアプリケーション名(ウィンドウタイトル)を設定します。
デフォルトでは Microsoft Internet Explorer と Netscape Navigator が登録されています。ユーザーの環境に応じて、電子メールソフトなどのインターネットアプリケーションを登録できます。
▲ブラウザ判定リスト編集画面
特定の文字列を指定の位置(末尾か先頭)に含むか否かで判定します。
ブラウザに限らず、ウィンドウタイトルを持つ形式であれば、ほとんどのアプリケーションに対して設定可能です。
(補足)ブラウザアプリケーションの起動と終了の検出について
指定されている文字列を、起動・動作中のウィンドウタイトルと比較することによって、ブラウザ(ユーザーの追加指定によっては電子メールソフトなどでも使用可能)の起動と終了を検知します。そのため、条件に一致する他のアプリケーションのウィンドウが存在した場合も、ブラウザと判定される場合があります。
- 指定時刻になったら自動接続
指定された時刻になったら、自動的に回線を接続します。
その際、「接続後にエントランスページを更新する」にチェックが入っていると、エントランスページのジャンプポイントが更新されます。
- 指定時刻になったら自動切断
指定された時刻になったら、自動的に回線を切断します。
その際、「切断前にエントランスページを更新する」にチェックが入っていると、エントランスページのジャンプポイントが更新されます。
(補足)自動接続・切断の時刻指定について
時刻は24時間制の分単位で指定できます。
たとえばテレホーダイ時間帯のみ自動接続する場合は、自動接続時刻を「23時00分」、自動切断時刻を「7時00分(もしくは6時59分)」に指定します。
なお、接続時刻と切断時刻を同じ時刻とした場合は常時接続と見なされます。
- 起動時に接続状態を確認する
自宅鯖の番人が起動したとき、直ちに接続状態を確認します。
このチェックを入れていないと、起動してから次回の定期確認時までは、切断されていると認識されます。
なお、スタートアップなどから起動した場合など負荷が大きい場合は、処理がタイムアウトしやすくなるようです。
- 定期的に接続状態を確認する
指定された間隔で、TAルータの回線状況を確認します。
- 切断されていたら自動的に再接続する
回線状況を確認した際、回線が切断されていた場合は自動的に再接続します(グローバルIPも再取得されます)。
- グローバルIPアドレスを確認し、エントランスページを更新する
回線状況を確認した際、グローバルIPが(再接続などにより)変化していた場合はエントランスページのジャンプポイントを自動的に更新します。
- 回線を接続したまま自宅鯖の番人を終了しようとしたときの動作を指定する
自宅鯖の番人が終了するとき回線が接続されたままだった場合の動作を、あらかじめ指定しておけます。
このチェックをはずしている場合は、終了時にダイアログが表示され「回線切断」「接続維持のまま終了」「終了キャンセル」を選択できます。●エントランスHTML設定
エントランスページのジャンプポイント加工処理に関する設定を行います。
- FTPサーバのエントランスページをダウンロードして自動加工し、アップロードする
FTPサーバのHTMLファイルをダウンロードし、ジャンプポイントを加工してアップロードします。公開しているHTMLファイルを直接加工するので、次のローカルディスク上のファイルを加工する設定よりも実用性が高いと言えます。
FTPサーバの接続に関する設定は、右の「オプション」ボタンをクリックして行います。
Version 2.2a 以降は、FTPサーバへの接続に必要なパスワード文字列を暗号化してレジストリへ保存します。
- ローカルのエントランスペースを自動加工し、アップロードする
ローカルディスク上のHTMLファイルを、自動加工してFTPサーバへアップロードします。
ローカルディスク上のファイルは一切変更されません。
- ローカルのエントランスペースを自動加工する
ローカルディスク上のHTMLファイルのジャンプポイントを加工します。
- 自動加工対象タグ/接続中に挿入されるメッセージソース/切断時に挿入されるメッセージソース
エントランスページの中に埋め込まれた特定のタグを目印にして、接続中・切断中のメッセージを挿入します。
デフォルト設定(上のサンプル画面の設定)の場合、エントランスページには次のようにタグを埋め込みます。
<HTMLソース例>
現在、自宅サーバは<!-- BANNIN BEGIN --><!-- BANNIN END --><BR>
<自動加工後のエントランスページ表示例>
(接続中)現在、自作サーバは解放中です。お気軽にどうぞ!
(切断中)現在、自宅サーバは閉鎖中です。
- 自動加工に失敗したときダイアログを表示する
全自動で処理を行わせたい場合、エラーメッセージを表示させない方が都合がよい場合があります。その場合はこのチェックをはずします。
ただし、チェックをはずしているとエラーの発生に気づくのが遅れる可能性がありますので、注意が必要です。
●その他
バージョン情報の表示と、オプション設定を行います。
デバッグや新機能の実装などは現在も進行中です。時々最新バージョンを確認し、できる限り最新版をお使い下さい。
- イベントサウンドを使用する
接続・切断の際などに、音をならすことが出来ます。
各イベントごとのサウンド変更方法などは、下の補足をご覧下さい。
- スタートアップに登録する
このチェックを入れるとスタートアップフォルダの中に「自宅鯖の番人」アイコンが追加され、Windows起動の際(正確にはデスクトップがロードされた時、つまりログオンした時)に自宅鯖の番人が自動的に起動されます。
【補足1】 各イベント(接続・切断・接続確認)時のサウンドについて
接続時や切断時、また接続確認時に、指定のサウンドファイル(.wav)を再生させることができます。
標準添付のサウンドファイル以外のものを使用する場合は、次の要領でファイルを設置してください。自宅鯖の番人本体(Bannin.exe)と同じフォルダに、次のファイルを置くだけです。
ファイル名は次のように固定されています。
- 接続成功時
Connect.wav- 切断成功時
Disconnect.wav- 確認した際、接続されていたとき
Checkconnect.wav- 確認した際、切断されていたとき
Checkdisconnect.wav- 自宅サーバを公開したとき(エントランスページを解放したとき)
PWSOpen.wav- 自宅サーバを閉鎖したとき(エントランスページを閉鎖したとき)
PWSClose.wavお好みのサウンドファイルを、上記のファイル名で設置してください。
【補足2】 設定画面のステータス表示について
設定画面の左下には3色のステータスランプがあり、現在の状況をタスクトレイアイコンと同期して表示しています。
(注意)複数のランプが点灯することもあります。
接続されている 制御・通信中 切断されている
ただし、ここに表示されるステータスは「最後に定期確認を行った際の状態」を示しているだけにすぎませんので、必ずしも実際の通信状況と一致しません。確実に最新のステータスを知りたい場合は、「ダイアルアップ接続確認」コマンドを実行してください。
エントランスページを公開中の場合は下のランプが点灯します。また、FTPなどの処理中は点滅します。
公開されている 閉鎖されている ウィンドウ下部には、現在のグローバルIPアドレスと動作状況表示されています。