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CD オーディオ オプションを設定する

[CD オーディオ] タブでは、Windows Media Player での CD の再生、コピー、およびコピーしたファイルの保管先について設定できます。

[CD オーディオ] タブを表示するには

[CD オーディオ] タブでは、次のオプションを設定できます。

[デジタル再生]

CD の再生にデジタルとアナログのいずれを使うかを指定します。このチェック ボックスをオンにすると、音楽 CD のデジタル データが直接送信されます。一般的には、こちらの方が優れた音質が得られます。音楽 CD の再生に問題があるような場合には、このチェック ボックスをオフにし、アナログのオーディオを送信します。使用しているハードウェアでデジタル再生がサポートされていない場合は、[デジタル再生] チェック ボックスをオンにしてもアナログ オーディオが使用されることがあります。アナログ オーディオが使用されているときは、視覚エフェクトは動作しません。また、イコライザおよび SRS WOW の設定は、アナログ オーディオには影響を与えません。

SRS WOW とは、より優れた音響効果を提供するための技術です。SRS WOW 技術の詳細については、SRS Web ページを参照してください (インターネットに接続している場合)。Windows Media Player から SRS Web ページにアクセスするには、タスク バーの [プレイ ビュー] をクリックし、[表示] メニューの [プレイ ビューのツール] をポイントし、[SRS WOW エフェクト] をクリックします。次に、[SRS] をクリックして Web ページを開きます。

注意   CD トラックの再生時に視覚エフェクトを動作させるには、[デジタル再生] チェック ボックスをオンにしている必要があります。

[エラー訂正を使う]

CD から音楽を聴いているときに、再生中の不具合の訂正を試みることによって、デジタル再生を保護します。エラー訂正を使うことで、Windows Media Player が CD から音楽を再生するときに聴こえる小さな雑音を最小限にできます。

[次の音質で音楽をコピーする]

オーディオを CD からコンピュータにコピーするときの圧縮の品質を調整します。音質が高くなるほど、必要なディスク領域は大きくなります。オーディオを圧縮すると音質は低下します。次の表に、音楽をコピーするための音質設定の種類を示します。

音質 ビット レート ディスク領域*
最小サイズ 64 Kbps 28 MB
96 Kbps 42 MB
128 Kbps 56 MB
最高音質 160 Kbps 69 MB

*CD 全体をコピーする場合に、それぞれの音質レベルに必要となるディスク領域の概数です。

[デジタル コピー処理]

デジタル コピー処理とアナログ コピー処理のいずれを使うかを指定します。コピーしたオーディオ ファイルに乱れがある場合、および低速 (1 倍速または 2 倍速) の CD ドライブを使う場合は、このチェック ボックスをオフにします。

注意   トラックのコピー中に CD を聴く場合は、[デジタル コピー処理] をオンにするようにしてください。[デジタル コピー処理] がオンになっていない場合は、コンピュータはアナログでコピーを行います。特にデジタル スピーカーの場合は、CD プレーヤーの設定によって、トラックの録音中に CD を聴くことができない場合があります。

デジタル オーディオまたはアナログ オーディオのいずれを使って音楽をコピーおよび聴くことができるかは、お使いのハードウェア (CD-ROM ドライブおよびスピーカー) によって決まります。ハードウェアに最適な設定を選択してください。

アナログ コピー処理を使って CD トラックを録音すると、背景のサウンドが録音に含まれる可能性があります。

[エラー訂正を使う]

メディア ライブライリに CD をコピーするときに、エラー訂正を使用するかどうかを指定します。このエラー訂正機能は、ファイルに CD をコピーするときに起こる問題を修正しようとします。録音するファイルにきしむ音やポンと鳴る音などの雑音が入る場合があります。このチェック ボックスを使うと、音楽の雑音を減らすことができます。

[個人用の著作権管理を有効にする]

このチェック ボックスをオンにすると、CD からコピーするすべてのファイルに個人用ライセンス機能が作動します。コピーする各 CD トラックは、そのために作成されたライセンスを持ちます。これにより、他人がそのファイルを盗んだり、コピーするのを防ぎます。ただし、Windows Media Player を使って、ライセンスを持つファイルをコンピュータからポータブル デバイスに転送すると、このライセンスのコピーもポータブル デバイスに転送されます。これにより、ユーザーはファイルをポータブル デバイスで再生できます。このチェック ボックスをオフにし、個人用の著作権管理を無効にすると、SDMI (Secure Digital Music Initiative) に準拠するポータブル デバイスで一部の音楽ファイルを再生できないことがあります。

注意   ライセンスを定期的にフロッピー ディスクにバックアップすることをお勧めします。オペレーティング システムを再インストールまたはアップグレードすると、ライセンスは失われる可能性があります。ライセンスをバックアップする方法の詳細については、「関連項目」を参照してください。

[保管]

CD からオーディオ ファイルをコピーしたときに、コンピュータのどこに格納するかを指定します。既定では、ファイルは Windows Media Player がインストールされているドライブに格納されます。別の保管先を指定する場合は、[変更] をクリックします。

関連項目


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