ViXはすべての設定情報を、ViXをインストールしたのと同じフォルダにある「ViX.ini」というファイルに保存します。レジストリには記録しません。レジストリに記録すると、Windowsを再インストールしたとき設定情報が消えてしまったり、ネットワーク環境で統一した設定で使えなかったり、他の人に設定状態を渡せないなどの不都合があるためです。
ViX.iniを削除すると、ViXの設定は初期状態に戻ります。「設定」の「全般…履歴と設定情報」から「設定情報の消去」ボタンをクリックしても同じです。
CD-Rからコピーしてきたなどで、ViX.iniが読み取り専用ファイルになっていると、書き込みができず設定が保存されませんので注意してください。
コマンドラインオプションによって、使用する設定ファイルを選んだり、マルチユーザー環境においてユーザーごとに異なる設定で使うといったことも可能です。
リムーバブルメディアから起動したときには、起動したOS環境にいらぬ情報を残しませんので、人のマシン上などでも安心して使うことができます。CD-RにViXを焼くときには、ViX.iniも同時に記録することで、オススメ設定で使ってもらうといったこともできます。
このように設定ファイル込みで人に渡すときには、他人のパソコンのドライブ構成が自分のところと異なることも考え、次のように設定しておくとよいでしょう。
ViXを設定ファイルViX.iniとともにCD-Rに焼き人に渡すとき注意したいのは、CD-Rから例えばハードディスクにコピーしたファイルは自動的に読み取り専用になるため、そのままだとViXを終了するとき設定内容の書き込みに失敗し、設定内容が引き継がれないことです。読み取り専用属性は外してください。