基本の操作-1 : 即時送信と送信待ち
    ARENAには2つのメール送信方法があります。即時に送信される「すぐに送信」と、一度「送信待ちに入れる」に入れて後で送信する方法です。これらの機能は、メールメニューの一番上に位置しています。

    ・送信ボタンの使い分け
    「すぐに送信」と、「送信待ちに入れる」は、ツールバーのボタンによっても実行できます。コンポーザーウインドウの左端にある送信ボタンは、デフォルトでは「すぐに送信」機能を果たし、ボタンの文字は「即時送信」となっています。

    ※この送信ボタンの動作は「送信待ちに入れる」に変更できます。ボタンを「すぐに送信」ではなく「送信待ちに入れる」に変更するには、一般設定の「メール」で設定します。するとボタンの文字は「送信待ち」になります。

    ※送信ボタンをプレス(クリックして押したままに)すれば、送信ボタンの動作を「すぐに送信」と「送信待ちに入れる」のどちらにするかを一時的に変更できます。

    ・すぐに送信はコマンド+E
    「すぐに送信」はコマンド+Eで実行されます。「すぐに送信」が実行されると、即座にメールサーバーに対して送信します(つまり、相手先に即時送信します)。

    ・オフラインのときには送信待ちに
    「送信待ちに入れる」を実行すると、現在作成中のメールが、Outboxの直下に移動し、「送信待ち」の状態に入ります。オフラインでメールを作成していて、後でまとめて送信する、といった場合に使います。

    「送信待ち」とは、いわばポストに投函したような状態で、次回メールサーバーに接続したときに自動的に送信されます。ファイルメニューの「メールのチェック」(コマンド+M)が実行されると、メールを受信した後に送信待ちのメールがあればそれらを送信します。

    また、ファイルメニューの「送信待ちを送信」によって、受信を行わずに送信待ちメールの送信だけを行うこともできます。

    ■複数のメールアドレスを使い分けるとき
    「アカウント設定」で複数の差出人を設定して、複数のメールアドレスを切り替えながら利用する場合には、メールサーバーのセキュリティ制限にひっかかってメールが送信できないことがあります。

    このような使い方をする場合には、「複数アドレス利用時の注意」のページを必ずお読みください。

    ■空のTo: フィールドに対する考え方
    よくいただく質問に、このようなものがあります。

    「以前、××メールを使っていましたが、To: を入力しなくても、すべてBcc: だけで送信できました。ARENAではできないのでしょうか?」

    これはARENAではできません。To: に指定のないメールを出すことは「あまり勧められたものではない」と、私たちは考えているからです。

    ただ、Bcc: にたくさんの人を入れて、同報(悪く言えばスパム)メールを送る用途で、このようなご質問が出るのは理解できます。その場合には、To: に自分のアドレスを入れておけばよいのではないでしょうか。


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