基本の操作-2 : 署名の使いこなし
    電子メールでは、メール本文の末尾に、自分に関する情報を示す数行のメッセージを付加するのが一般的です。これを「署名」と呼んでいます。ARENAでは複数の署名を使い分けることが可能です。

    ARENAでは、署名の付加に、2つの方法を選択できるようにしています。あらかじめ本文にペーストしておく方法と、送信時に自動的にメール本文の末尾に付加する方法です。

    署名の設定は、編集メニューにある「アカウント設定」で行います。

    ・署名の登録
    署名は、アカウント設定の「署名」で設定します。追加するには「新規」ボタンを押します。署名はいくつでも設定することができます。

    ・署名ペースト
    上記の方法で設定した署名は、編集メニューの「署名ペースト」でカーソル位置に貼り込むことができます。署名ペーストは、Mac OS 8以降ではコンテクストメニューからでも利用できます。

    ・署名と差出人を関係付ける
    アカウント設定の「差出人」にある「この設定で使う署名」の部分で、設定した差出人に対してどの署名を使うのかを設定できます。つまり、署名パネルで設定する署名の情報と、差出人パネルで設定する差出人の情報(From: フィールドの情報)を、ここで結合させます。

    ※差出人はメールの作成時にポップアップメニューで自由に変更できますが、その変更に従って、使う署名も連動して変更されます。ただし、本文にペーストされた署名までは連動して変化しません。

    ・作成時ペースト/送信時ペースト
    アカウント設定の「差出人」にある「この設定で使う署名」の部分では、署名をメール作成時にあらかじめペーストするのか、それともメール送信時に自動的に付加するのかを、併せて指定できます。

    ・メール編集画面の「自動署名」
    メール編集画面には、最下行に「自動署名」というポップアップメニューがあります。ここに現れている署名は、送信時に自動的に付加されます。

    「使わない」になっていると、送信時に何も付加しません。上記の「差出人」設定で署名をあらかじめペーストする設定にしてある場合には、ここが「使わない」になります。

    「差出人」設定で署名をメール送信時に付加する設定の場合、ここに付加されるべき署名の設定名が表示されます。もちろん、プルダウンメニューで希望のものに変更することも可能です。

    ■署名と本文がくっついてしまうとき
    ARENAで署名を付けた場合に、本文とくっついてしまって困る、という場合には、署名の前に改行を挿入しておいてください。

    他のメーラーでは、署名を自動的に付加する場合に、署名の前に自動的に改行を挿入するものがありますが、ARENAではこれを行っていません。なぜなら、自動的に改行を挿入する仕様にしてしまうと、文末に改行なしで署名を入れることができなくなってしまうからです。


前のページ | 目次に戻る | 次のページ