整理と振り分け : 高度な振り分け設定
    ・「含まない」条件
    ARENAの振り分けにおける条件設定では従来、シンプルさを重んじて「〜を含む」という条件のみを提供してきましたが、ARENA 1.6からは、「〜を含まない」と、「〜のアドレスリストに含まれる」(以下で詳述)の条件を加えました。従来より少ない数の振り分け設定で、効果的に振り分けが行えます。

    ・アドレスリストによる振り分け
    振り分け設定の条件設定で「〜のアドレスリストに含まれる」という項目が新設されました。これによって、「大学のサークル、というアドレスリストに含まれている人からメールが来たら、友人関係、というメールボックスに振り分ける」といった使い方ができるようになりました。

    ブラックリストのアドレスリストを作成すれば、スパム対策にも有効ではないかと思います。ブラックリストにヒットした「ゴミ箱直行」の振り分け設定が作成できます。

    アドレスリストによる振り分けの際には、メールアドレスの部分のみが判断材料となります。つまり、アドレスリスト登録名や、メール内に書かれている名前(real name)が条件検索で使われることはありません。

    また、振り分け条件として、アドレスリスト内のグループ(複数のアドレスを登録してある項目)を指定することもできます。この場合には、アドレスリスト名とグループ名をコロンでつないで指定してください。

    例:Address List:Black List

    ・受信アカウントによる振り分け
    「どのPOPサーバーから取得したメールか」という情報を、振り分けの条件にすることができるようになりました。

    振り分け設定の条件設定に新設された「POPアカウント」がそれです。指定方法は以下の通りです。POPサーバーの設定名ではないのでご注意ください。

     POPサーバーのユーザー名+@+POPサーバー名
     (例:someone@mail.somewhare.com)

    なお、受信したメールのヘッダーをすべて見ると、最後に「X-Pop-Account」というヘッダーが追加されています。これが受信アカウントによる振り分け時に参照されています。


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