メールを効率よく読む : ブラウザーの改良点
    ARENA 1.6では、ブラウザー機能において、いくつかの改良がなされていますので、ここでまとめてご紹介します。

    ・行間幅の指定
    メールを読みやすく表示するために、行間の空き幅を1ピクセル単位で調整することが可能となりました。一般設定の「表示」パネルで設定してください。

    この行間設定は、ブラウザー、コンポーザーの双方で有効です。また、印刷時にも反映されます。

    ・スマートズーム
    通常、Mac OSのソフトウェアではズームボックスをクリックすると、画面全体にウインドウが拡大します。しかし、Webブラウザーなどにおいては、最適幅へ拡大する手法が好んで用いられるようになってきました。ARENAでもこれを取り入れ、ズームボックスで拡大するウインドウ幅を、ユーザーが定義できるようになりました。

    ブラウザーにおいては、一般設定の「表示」パネルで設定した文字幅にズームします。

    コンポーザーにおいては、一般設定の「メール」パネルで設定した、送信時の折り返し幅にズームします。

    ・Eudora風に使った時のリストの追従機能
    ブラウザーでリストのみの表示にして、メール本文を別ウインドウ(コンテントウインドウ)で表示したとき、いわゆる「Eudora風」に使った際に、コンテントウインドウに対してスペースキーなどでメールを読み進めた場合に、リスト側の選択がコンテントウインドウの内容に追従するようになりました。

    ・スクロール位置の記憶
    ブラウザーで、閉じた時のリストのスクロール位置を覚えるようになりました。ある話題を追っていてウインドウを閉じてしまった場合にも、再びウインドウを開けば、さっきまで見ていた場所をリストは保持しています。

    ただし、自動振り分けによってそのメールボックスに新着メールが入ってきた場合には、スクロール位置をその新着メールがあるであろう場所(ソート順に応じて一番上か一番下)に付け替えます。

    ・「なでセレクト」機能
    ブラウザーのリスト画面において、マウスドラッグだけでメールの選択を行えるようになりました。

    リストの一番左にある、優先度やステータスが表示される領域(メールアイコンの左側の、通常は空き地となっている部分)をマウスでなでるようにドラッグすると、なでた範囲でメールが選択できます。メールをまとめて移動したり捨てたりするときに便利です。

    これは、ドラッグ&ドロップができなかった古きよき時代のEudoraにおける選択のインタフェースを、現代に復活させたものです。なでるようにセレクトができるということで、俗称として「なでセレクト」機能と呼んでいます。


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