アドレスリストの「アドレス編集」ウインドウで「ポップアップ」にチェックを入れておくと、メール編集画面（コンポーザー）のTo: 、Cc: 、Bcc: ボタンを押すと、そのアドレスがポップアップするようになり、マウス操作だけで簡単にアドレスを指定できます。

なお、「ポップアップ」にチェックの入っていない登録アドレスも階層化されて表示され、こちらもマウス操作だけで入力が可能です。

・登録済みの名前をキー操作で呼び出す
アドレスリストに入力してある項目に関しても、キャッシュを呼び出すように自動補完機能が利用できます。実行キーは「コマンド＋/（スラッシュ）」です。

・アドレスリストを開いて呼び出す
アドレスリストを開けば、選んだアドレスを対象にした新規メールが直接作れます。

アドレスリストでアドレスを選択した状態で、新規メールを作成すると、選択したアドレスがToフィールドに入った新規メールが作られます。

アドレスを選択して、リターンかエンターを押す、または、選択したアドレスをダブルクリックしても同様に、Toにアドレスが入った新規メールが作成されます。アドレス選択は、複数でもOKです。

また、あらかじめコンポーザーを開いておいて、そのアドレスフィールドに、ドラッグ＆ドロップでアドレスを入れることも可能です。

■アドレスの補完方法の選択
ポップアップによる入力や、「コマンド＋/」によるアドレスの補完時には、デフォルトでは、アドレスリストの登録名である「名前」だけを入力します。これは、「"名前" <メールアドレス>」の形式に展開されるように変更できます。設定は、一般設定の「その他」パネルにあります。

■To: ボタンとCc: ボタン
アドレスリストにある「To:」ボタンは、現在選択されているアドレスを、アドレスリストの直下にいるコンポーザーのTo: フィールドに追加します。直下にメール編集画面（コンポーザー）がなければ、選択されているアドレスをTo: フィールドに入れて新規メールを作ります。

Cc: ボタンは、現在選択されているアドレスを、アドレスリストの直下にいるコンポーザーのCc: フィールドに追加します。

■備考欄の変わった使い方
「アドレス編集」ウインドウにある「備考」欄では、ちょっと変わった機能が使えます。アドレスリストウインドウを開いて、リストの項目をコントロールキーを押しながらコンポーザーの本文部分にドロップすると、その項目の備考欄を貼り込むことができます。

相手によっていつも決まった書き出しでメールを作る、といった場面でご利用いただけるでしょう。