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Text File  |  2001-02-16  |  5KB  |  115 lines

  1. =======================================================================
  2.                unrar32.dll Ver 0.07 について
  3. =======================================================================
  4.  
  5. 1.  コマンドラインの形式
  6.  
  7.         <command> [<options>...] <archive_file_name>
  8.              [<directory_name>\] [<filespec>...]
  9.  
  10.     命令(<command>)及びオプション(<options>)は大文字/小文字の区別し
  11.     ます。個々の、空白かタブまたは改行で区切られた部分を、パラメータと呼
  12.     びます。 個々のパラメータは、 - で始まっていれば、コマンドまたはオプ
  13.     ションとします。最初の文字が @ であれば、それに続くファイル名をレス
  14.     ポンスファイルとして、その部分をファイル内容で置き換えます。それ以外
  15.     はファイル名とします。なお、ファイル名以降ではコマンドやオプション指
  16.     定は使用出来ません。オプション指定が -- であれば、以降をファイル名が
  17.     指定されたものとみなします。
  18.  
  19.     レスポンスファイルでもファイル名は空白かタブまたは改行で区切られてい
  20.     るものとします。また、レスポンスファイルの中で別のレスポンスファイル
  21.     を指定することはできません。
  22.  
  23.     ロングファイル名を指定する場合は、ファイル名を "(ダブルクォテーショ
  24.     ン)で括ってください。レスポンスファイルにおいても同様です。
  25.  
  26.     unrar32.dll は最初のファイル名を RAR 書庫名とみなします。最後に .RAR
  27.     を補うような親切設計にはなっていないので、拡張子まで含めて指定してく
  28.     ださい。その次のファイル名が、最後が \ で終っていれば、解凍先ディレ
  29.     クトリの指定とみなします。それ以外の残りのファイル名については、すべ
  30.     て解凍ファイルを指定する filespecとします。filespec とは、ファイル名
  31.     そのもの、またはワイルドカードを言います。 filespec がない場合は書庫
  32.     内のすべてのファイルが対象となります。
  33.  
  34. 2.  命令の詳細
  35.  
  36.      -x  書庫のファイルを解凍
  37.      書庫から1個以上のファイルをカレントディレクトリまたは指定された
  38.       ディレクトリに解凍します。
  39.  
  40.      -e  書庫のファイルを解凍
  41.      書庫から1個以上のファイルをカレントディレクトリまたは指定された
  42.       ディレクトリに解凍します。ただし、書庫中のディレクトリ階層の記録
  43.       を無視し、すべてのファイルを指定したディレクトリに展開します。
  44.  
  45.      -t  書庫の正当性テスト
  46.      選択されたファイルの内容の CRC 値が正しいかテストします。
  47.       ファイル内容の確認には 32 ビット CRC を使っています。
  48.       現在未実装です。
  49.  
  50.      -p  書庫ファイルの表示
  51.      書庫から1個以上のファイルを解凍して、表示します。
  52.       実際の表示は、Unrar() の szOutput に対しておこないます。
  53.       現在未実装です。
  54.  
  55.      -l  書庫の内容の一覧表示 (短い形式で)
  56.       書庫の内容の一覧を表示(szOutput に対する出力)します。
  57.  
  58.      -v  書庫の内容の一覧表示 (長い形式で)
  59.       書庫の内容の一覧を表示(szOutput に対する出力)します。
  60.  
  61.      -c  コメントの表示
  62.       書庫に付けられたコメントだけを表示します。
  63.       現在未実装です。
  64.  
  65. 3. オプションの詳細
  66.  
  67.      -y  すべての質問に対して Yes を選択したものとみなします。
  68.  
  69.      -o  すでにファイルが存在しても、ユーザーに問い合わせることなく上書
  70.          きします。
  71.  
  72.      -o- すでにファイルが存在すれば、上書きしません。
  73.  
  74.      -f  すでに存在するファイルのみアップデートします。
  75.      新規作成はせず、解凍ファイルが既存ファイルより新しい場合だけ、
  76.          上書きします。
  77.  
  78.      -u  すでに存在するファイルのアップデート。
  79.      解凍ファイルが既存ファイルより新しい場合だけ、上書きします。ま
  80.          たファイルが存在しない場合には新規作成します。
  81.  
  82.      -s  filespec の比較を厳密に行います。
  83.          -s が指定されると、unrar32.dll はフルパスでの一致を試みます。
  84.          -s が指定されず、filespec が '\' および '/' を含まない場合、
  85.          unrar32.dll は書庫に格納されたファイル名からディレクトリを除い
  86.          た部分との一致を試みます。
  87.          filespec が '\' または '/' を含む場合は、-s の指定の如何に関わ
  88.          らずフルパスでの一致を試みます。
  89.  
  90.      -p<password>
  91.          パスワードを指定します。
  92.  
  93.      -r  再帰的に検索
  94.          filespec に一致するファイルおよび、書庫に格納されたファイル名の
  95.          ディレクトリ部が filespec に一致するファイルを処理対象とします。
  96.          -s オプションが指定されていない場合は、あまり意味がないかもしれ
  97.          ません。
  98.  
  99. にマッチした場合、ディレクトリ以下の
  100.  
  101. 4.ワイルドカード
  102.  
  103.      *      0 個以上の任意の文字とマッチします。
  104.      ?      1 個の任意の文字とマッチします。
  105.  
  106.     注:  文字「.」(ピリオド)には特別な意味はありません。したがって、*.*
  107.      はMS-DOS での意味とは異なり、拡張子があるファイルとしかマッチし
  108.      ませんので注意してください。
  109.          また、「*」は UNIX とは異なり、先頭のピリオドにもマッチします。
  110.  
  111.  
  112. 亀井哲弥 (kamei@jsdlab.co.jp)
  113.  
  114. =======================================================================
  115.