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/ DOS/V Power Report 1998 January (DVD) / VPR980100.ISO / OLS / WIN16 / FWD_R320 / FWD_R320.LZH / FWD_CONV.DOC < prev    next >
Text File  |  1996-09-16  |  7KB  |  198 lines

  1. ------------------------------------------------------------------------
  2.       FWD_CONV.EXE for WINDOWS 説明書
  3.                         Ver 3.20     1996/09/16
  4. ------------------------------------------------------------------------
  5.                NIFTY-Serve  PXX01631  福田 敬子(けこりん)
  6. ------------------------------------------------------------------------
  7.  
  8. 0. はじめに
  9.  
  10. FWD_CONV.EXE(フォワードコンブ エグゼ)は、主にフォークやブルーグラス系の
  11. 音楽を対象とした、Windows環境用の伴奏データ生成補助プログラムです。
  12. データの再生機能が無いので、標準MIDIファイル(以下SMFと記述)の生成後、
  13. お手元のデータ再生用ソフトで、再生して下さい。
  14.  
  15. コードから作曲する人、メロディ楽器や歌の練習のため伴奏データが欲しい人、
  16. ギター等でコードを弾いて作った曲をコンピュータミュージック化したい人、
  17. そんな人が、音符を貼りつけるソフトや、ステップ入力ソフトでデータ作成を
  18. する時間を節約できる様に、コードネームのメモをプレーンテキストで書いて
  19. おけば、それをもとに伴奏データを生成してくれるソフトを書いてみました。
  20.  
  21. <フォワードコンブという名称の由来>
  22. MS-DOS用の姉妹品ソフト フォワードロール エグゼの、SMFへのコンバータ部分を
  23. 抽出したソフトなので、この名称にしました。
  24. フォワードロールとはバンジョーを弾く際の右手の指使いをさします。
  25.  
  26. 1. 使用法
  27.  
  28. インストールは、FWD_CONV.EXEとFWD_CONV.ICOを、使用するコンピュータの
  29. いずれかのディレクトリにコピーし、プログラムマネージャーで、FWD_CONV.EXEを
  30. 登録する事で完了します。
  31.  
  32. あとで記述する仕様のテキストファイルを用意した上で、Windows上でFWD_CONV
  33. を起動してください。(サンプルファイルをつけています)
  34. 音源設定、演奏速度設定、演奏手法設定の操作子が表示されます。
  35. メニューバー、FileのChoose Textの項目で、用意したテキストファイルを選択し、
  36. SMF Saveの項目で、標準MIDIファイルへのセーブをして下さい。
  37. お手元の標準MIDIファイル再生ソフトを起動して再生して下さい。
  38.  
  39. コードネームのみを記述したファイルを変換すると、画面で設定した
  40. パラメータがデータに反映されます。後で記述する曲データの制御文字列
  41. がファイル中にあった場合、画面設定よりも制御文字列の指定の方が
  42. 優先されます。
  43.  
  44.     注意)
  45.     このソフトは、てっとり早くコードからMIDIデータを生成するための物です。
  46.     細かい調整をする場合はSMFになった後にお好みのシーケンサーにとりこんで
  47.     行って下さい。
  48.     
  49.     注意)
  50.     使用できる拍子は4/4と3/4、 2/4の3種類です。
  51.     
  52. 2. テキストファイルの仕様
  53.     0)コメントの記述
  54.     テキスト中に$があると、それ以降の文字列はコメントとみなして、コードの解釈
  55.     対象にはなりません。
  56.     また、$*で始まる文字列は曲データの制御に使用します。
  57.     
  58.     1)拍子、速度の指定
  59.     特に指定しない場合、拍子は4/4であるとして、データ生成が行われます。
  60.     $*FWD:Beat=2/4
  61.     $*FWD:Beat=3/4
  62.     $*FWD:Beat=4/4
  63.     のいずれかの文字列をテキストファイルに記述する事で、拍子の指定が
  64.     行えます。曲の途中での拍子の切り替えも可能です。
  65.     
  66.     文字列 $*FWD:Tempo=120 があると、1分間に四分音符が120個の
  67.     速度の曲データとなります。テンポは20から240の範囲で指定して下さい。
  68.     $*FWD:Tempo=20から$*FWD:Tempo=240までです。
  69.     FWD_CONVの画面での設定(スクロールバーによる)よりも、テキストファイル
  70.     の記述の方が優先されます。
  71.     
  72.     2)コードネーム
  73.     使用できるコードのタイプは以下のものです。Xはルート音です。
  74.     X,Xm,X7,X6,Xm6,Xmaj7,Xm7,Xmmaj7,Xaug7,Xdim7,X9,Xm7-5,Xsus4,X7sus4
  75.     
  76.     使用できるルート音は以下のものです。
  77.     A,A#,B,C,C#,D,D#,E,F,F#,G,G#
  78.     フラットの記号は小文字のbで、Bフラットは、Bbとして記述して下さい。
  79.     
  80.     演奏をしない部分(弱起など)を置きたい場合、コードネームの代わりにRと
  81.     記入するとその部分が、無音(Rest)となります。
  82.     
  83.     3)小節と、コードの記述
  84.     3-0)共通の決まり
  85.     1小節は|で区切られます。たとえば、C,Am,Dm,G7を1小節ずつ演奏する場合は
  86.     |C|Am|Dm|G7|
  87.     となります。
  88.     ストロークをいれたい場合はいれたいコードの次の小節の区切りに!を使います。
  89.     上記のコード進行の末尾にCのストロークをいれる場合は
  90.     |C|Am|Dm|G7|C!
  91.     です。
  92.     
  93.     3-1)4/4拍子の曲の場合
  94.     1小節を2つのコードで2拍ずつ等分する場合は/で仕切ります。
  95.     |C/Am|Dm/G7|C!
  96.     とかきます。
  97.     
  98.     1小節を2つのコードで1拍、3拍に区分する場合は.で仕切ります。
  99.     |C.Am|Dm.G7|
  100.     とかきます。
  101.     
  102.     1小節を2つのコードで3拍、1拍に区分する場合は,で仕切ります。
  103.     |C,Am|Dm,G7|
  104.     とかきます。
  105.     
  106.     1小節を3つのコードで1拍、1拍、2拍に区分する場合は
  107.     |C.Am/G7|
  108.     となります。
  109.     
  110.     1小節を3つのコードで2拍、1拍、1拍に区分する場合は
  111.     |C/Am.G7|
  112.     となります。
  113.     
  114.     1小節を3つのコードで1拍、2拍、1拍に区分する場合は
  115.     |C.Am,G7|
  116.     となります。
  117.     
  118.     1小節を4つのコードで等分する場合は.で仕切ります。
  119.     |C.Am.Dm.G7|C!
  120.     です。
  121.     
  122.     4/4拍子指定以外の場合に、1小節に4つのコードを上記の方法で記述すると
  123.     演奏が乱れますのでご注意下さい。その場合はいずれかのコードを削除して
  124.     拍におさまるコード進行に修正してください。
  125.     
  126.     これらの組み合わせで、
  127.     |C|E|F|C/C#|D|G|C|C/G|
  128.     |C|E|F|C/C#|D|G|C|C/G!
  129.     |E|E|A|A|D|D|G/F#|F/G|
  130.     |C|E|F|C/C#|D|G|C|
  131.     |C.G/C!
  132.     
  133.     と記述すると、カントリーラグタイムのスタンダード曲のような演奏になります。
  134.     (付属のサンプルファイルshort.ragが、この内容です。)
  135.     
  136.     3-2)3/4拍子の曲の場合
  137.     1小節を1つのコードで演奏する場合は次の様になります。
  138.     |C|
  139.     
  140.     1小節を2つのコードで1拍、2拍に区分する場合は.で仕切ります。
  141.     |C.Am|Dm.G7|
  142.     です。
  143.     
  144.     1小節を2つのコードで2拍、1拍に区分する場合は,で仕切ります。
  145.     |C,Am|Dm,G7|
  146.     です。
  147.     
  148.     1小節を3つのコードで1拍、1拍、1拍に区分する場合は
  149.     |C.Am.G7|
  150.     となります。
  151.     
  152.     3-3)2/4拍子の曲の場合
  153.     1小節を1つのコードで演奏する場合は次の様になります。
  154.     |C|
  155.     となります。
  156.     
  157.     1小節を2つのコードで1拍、1拍に区分する場合は.で仕切ります。
  158.     |C.Am|Dm.G7|
  159.     といった具合です。
  160.  
  161. 3. 使用・再配布・移植・改良・使用料について
  162.  
  163.   このソフトウェアは著作権を放棄していないフリーウェアソフトです。
  164.   配付、使用に関しては 以下の条件に従ってください。
  165.     
  166.     1.著作権表示を変更しない。
  167.     (ソフト実行時の表示と、このドキュメントの記述を変更しない)
  168.     
  169.     2.この FWD_CONV.DOC も同時に配布する。
  170.     
  171.     3. 一緒にアーカイブしてある演奏のサンプルを同時に配付する。
  172.     (特に、short.ragは説明にも使用しているので必ずつける。)
  173.     
  174.     4.ソフトに改変を加えないこと。
  175.     
  176.     5.このプログラムを使用したことによって生じた損害は、著作権所有者は
  177.     一切 保証しません。
  178.     
  179.     6.著作権所有者はプログラムに不備があっても、訂正する義務を負いません。
  180.     
  181.     7.著作権所有者はソースコード公開の義務を負いません。
  182.     
  183.     8.雑誌・商品などに添付して再配布する場合には、少なくとも1か所に
  184.       著作権表示を印刷すること。事前に著作権所有者に連絡、相談すること。
  185.     (著作権は福田敬子が所有しています)
  186.     
  187.     9.他のネットへの転載は、事前に連絡を下さる事を条件に可とします。
  188.  
  189. 5. 連絡先
  190.     
  191.   [著作権利者巡回フォーラム]
  192.    NIFTY-Serve  FMIDITOL
  193.   (感想、ご希望、転載後の評判などは、こちらのフォーラムにお願いします)
  194.   
  195.   [電子メール]
  196.     NIFTY-Serve  PXX01631  福田 敬子 (けこりん)
  197.   (転載の連絡、雑誌掲載などの事前連絡は、こちらにお願いします)
  198.