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Text File
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1980-01-02
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26KB
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636 lines
-------------------------------------------------------------------
IV version 3.1
GIF decoder and encoder with many features
for FM-TOWNS
(C) Copyright 1990-1991 Shuro Shindo (NIFTY-Serve SGB01651 SHU)
The Graphics Interchange Format(c) is the Copyright property of
CompuServe Incorporated. GIF(sm) is a Service Mark property of
CompuServe Incorporated.
-------------------------------------------------------------------
1.はじめに
本プログラムIV(Image View)は以下の機能を持っています.
・GIF形式で表現された画像データの表示
・FM-TOWNSのTIFF形式で表現された画像データの表示
・FM-TOWNSのTIFF形式で表現された画像データをGIF形式に変換
・TownsPAINTのPAINT形式で表現された画像データの表示
・TownsPAINTのPAINT形式で表現された画像データをGIF形式に変換
・FAL/IPRファイル付きRGBフルカラー画像データの表示
・FAL/IPRファイル付きRGBフルカラー画像データをTIFF形式に変換
・PIC形式で表現された画像データの表示
・PIC形式で表現された画像データをTIFF形式に変換
・スクリプトによる各種機能の自動実行
2.対象機種
富士通 FM TOWNS(メモリ 2MB 以上)+ TOWNS-OS V1.1 L20 以上
3.起動法
以下の3種類の起動方法があります.
a.TOWNS メニューをファイル表示状態にして,IV.EXP をダブルクリック
b.IV.EXP をアイテム登録して,そのアイテムをダブルクリック
c.ORICON などのコンソールから次行のように入力([ ] 内は省略可)
run386 iv [ パラメータ ] [ ファイル名 ]
4.パラメータとファイル名(大文字/小文字いずれも可)
上記のbまたはcによって起動した場合は,ファイル名を指定できます.
ファイル名 : 画像ファイル名/スクリプトファイル名
また上記cによって起動した場合は,以下のパラメータを指定できます.
-? : 使用方法を表示
-c : 実行終了後,コンソール画面モードに設定
-s : ファイル読み込み時と終了時のロゴを非表示
複数のパラメータを指定する場合は,-cs というように,まとめて指定
します.
5.使用法
IVを直接にダブルクリックして起動した場合,もしくはファイル名を
指定せずにアイテム登録して起動した場合は,トップメニューが表示され
ます.
トップメニューには『表示』/『格納』/『情報』/『終了』そして
『★』の5個のボタンがあります.
5.1 表示
GIF,TIFF,PAINT,PIC,フルカラー画像の表示,及び
スクリプトの実行を行います.
『表示』のボタンをクリックすると,ファイルダイアログが表示されま
す.操作法は TOWNS システムソフトで採用されている方法と似ています
ので,分かると思います.表示したい画像データファイル名をマウスの左
ボタンでクリックし,実行ボタンをクリックすると,画面が消去され画像
の表示が始まります.画像表示後マウスの左ボタンかキーボードの [RETURN]
キーを押すと,元のトップメニューに戻ります.
画像の大きさが画面サイズより小さい場合,画像が画面の中央に位置す
るようにセンタリングして表示します.また画像が画面サイズより大きい
場合は,画像の左上を基準に表示します.
スクリプトの実行も同様に,実行したいスクリプトファイルをファイル
ダイアログから選択します.スクリプトの実行が終わると,元のトップメ
ニューに戻ります.スクリプトの詳細は後述します.
また,ファイルの種別はファイル名の拡張子によるのではなく,ファイ
ルの内容で判断していますので,拡張子の無いファイルや拡張子がでたら
めであるファイルでも正しく表示します.ただしRGBフルカラー画像ファ
イルのファイル名は,FALファイルもしくはIPRファイルの拡張子を
RGB に変えたものでなければなりません.
(1) GIF形式画像の表示
表示できるファイルは,87年版GIF仕様書[*1]及び89年版GIF
仕様書[*2]に従ったGIF画像ファイルです.
GIF仕様書に従う2色~256色の画像ファイルを表示できます.一
つの画像ファイル内に複数の画像が格納されている場合,及びローカルカ
ラーマップが存在する場合にも対応しています.
但し,89年版で規定される拡張機能のひとつであるアスペクト比につ
いてはサポートしておりませんので,常に縦横比は1対1として表示しま
す.
(2) TIFF形式画像の表示
TownsPAINT V1.1 L20 のマニュアル『TownsPAINT 使いこなしガイド』
の付録に記載される形式を持つ2色/16色/256色/32K色TIF
F画像ファイル,TOWNS 標準 TIFF 仕様書 ver1.10[*3]で規定されるTI
FF画像ファイル,及び単一又は複数ストリップから構成される非圧縮の
2色TIFF画像ファイル,単一又は複数ストリップから構成される非圧
縮又はLZW圧縮の256色画像ファイル,ピクセル順が画素順次である
フルカラーTIFF画像ファイルの表示が可能です.
(3) PAINT形式画像の表示
TownsPAINT V1.1 L20 のマニュアル『TownsPAINT 使いこなしガイド』
の付録に記載される形式を持つ16色/256色/32K色PAINT画
像ファイルの表示が可能です.
PAINT画像ファイルは,背景だけでなく,オブジェクトもすべて表
示します.
(4) PIC形式画像の表示
PIC形式[*4]の画像ファイルの表示が可能です.
PIC形式の標準画面モードであるモード0の他,TOWNS 用の画面モー
ドであるモード82,モード194もサポートしています.但し画面モー
ドに係わらず,アスペクト比は常に1対1で表示します.
(5) RGBフルカラー画像データの表示
RGBフルカラー画像データ[*5]の表示も可能です.RGBフルカラー
画像を表示させるためにはフルカラー画像に対応するFALファイル[*6]
もしくはIPRファイル[*7]が存在する必要があります.
FALファイル又はIPRファイルを選択すると,対応するフルカラー
画像を表示します.
[*1] CompuServe から出ているGIFの公式ドキュメント GIFSTD.TXT
です.NIFTY-Serve には,PICSフォーラム(FPICS)
のデータライブラリ1番に登録されています.
[*2] CompuServe から出ているGIFの公式ドキュメント GIF89A.DOC
です.NIFTY-Serve には,PICSフォーラム(FPICS)
のデータライブラリ1番に登録されています.
[*3] NIFTY-Serve のTOWNSフォーラム1(FTOWNS1)
のデータライブラリ3番に登録されています.
[*4] X68000 で広く採用されている画像形式のひとつです.デー
タ圧縮がなされており,特にアニメ調の画像に対して高い圧
縮効率を示すようです.考案者は柳沢明氏で,雑誌Oh!X
の1990年2月号に同氏による解説記事が掲載されていま
す.
[*5] 1ピクセルごとにR(Red),G(Green),B(Blue)の色
情報をそれぞれ1バイト(8ビット)で表現し,画像の左上
から右下へ順に並べた画像データを意味します.ファイルの
拡張子は RGB です.富士フィルムフォーマットとかRGB
ベタファイルと呼ばれることもあります.
[*6] RGBフルカラー画像データは画像データ本体のみで,縦横
のピクセル数等の情報は含んでいません.FALファイルと
は,このようなRGBフルカラー画像データに対する属性情
報を記述したファイルです.詳細については,補足Aを参照
してください.
[*7] サイクロン Express α TOWNS のRGBフルカラー画像デー
タに対する属性情報ファイルです.
5.2 格納
表示した画像データの形式を他の形式に変換して格納します.
TIFF形式やPAINT形式の画像を表示した場合は,GIF形式に
変換して格納します.
PIC形式やRGBフルカラー画像を表示した場合は,TIFF形式に
変換して格納します.
あるファイルを表示した後,『格納』をクリックすると,保存用ファイ
ルダイアログを表示し確認を求めます.変換後のファイルを格納するドラ
イブ,ディレクトリ,ファイル名を指定してください.
格納処理は表示した元のデータに対して行いますので,画像の大きさが
画面サイズより大きく,画像の一部しか画面に表示されていない場合でも,
元の全画像を変換格納します.但しPIC形式からの変換格納の際だけは,
最大ピクセル数は,縦横共512ピクセルです.
なおスクリプトの実行直後及び格納処理に必要なメモリが存在しない場
合は『格納』を選ぶことはできません.
(1) GIF形式への変換
GIFファイルに変換格納できるTIFFファイルの種類は,FM-TOWNS
の2色,16色及び256色の非圧縮TIFFファイルだけです.現在は
32K色TIFFファイルはGIFに変換できません.[*8]
またGIFファイルに変換格納できるPAINTファイルの種類は,
TownsPAINT の16色及び256色のPAINTファイル(P16/P2
5)だけです.現在は32K色PAINTファイル(P32)はGIFに
変換できません.
PAINTファイルの場合,オブジェクトも含め,すべてGIFファイ
ルに変換します.このため簡単なアニメーション効果を持つGIFファイ
ルを作成できます.
作成するGIFファイルは,87年版GIF仕様書に従った形式となり
ます.
(2) TIFF形式への変換
RGBフルカラー画像データは32K色TIFFファイルに変換格納で
きます.
またPIC形式画像も32K色TIFFファイルに変換格納できます.
32K色TIFFファイルは TownsPAINT や『ゴッドトランスファー』[*9]
にて編集を行える他,補足Bに示す方法にてGIF形式に変換できます.
[*8] IV単独では不可能なのですが,他のプログラムを併用する
と,実現できます.詳細については,補足Bを参照してくだ
さい.
[*9] 戸田浩さんが作成され,雑誌◎h!FM 1990年9月号
に掲載されましたイメージ加工ツールです.NIFTY-Serve F
FMHOBのデータライブラリ5番に登録されています.
5.3 情報
表示した画像ファイルの各種情報を表示します.
GIF,TIFF,PAINT,PICあるいはRGBフルカラー画像
ファイルを表示した後,『情報』をクリックすると,表示した画像ファイ
ルに関する各種の情報を表示します.
GIFファイルの場合は,GIF識別記号(GIF Signature)と画面記
述情報(Screen Descriptor)を表示します.
TIFFファイルの場合は,対象ファイルが持っているタグ情報と各種
のデフォルト値のうち,IVの動作に関係するものだけを表示します.対
象ファイルの全タグ情報が表示されるのではないことに御注意ください.
なおタグ値 -1 はそのタグがファイル内に存在しなかったことを表します.
PAINTファイルの場合は,PAINTファイルの先頭に存在するP
AINTファイルの共通情報を表示します.
PICファイルの場合は,画面モード,カラーモード,画像の大きさ,
及び最大30文字までのコメントを表示します.
RGBフルカラー画像の場合は,対応するFALファイルもしくはIP
Rファイルの内容を表示します.
スクリプトの実行直後は『情報』を選ぶことはできません.
5.4 終了
『終了』をクリックするとIVを終了します.
起動時に -c パラメータを指定した場合は,コンソールの画面モードに
設定して終了します.
5.5 ★
『★』をクリックすると,表示した画像を再表示します.画像表示後マ
ウスの左ボタンかキーボードの [RETURN] キーを押すと,元のトップメニュー
に戻ります.
なお表示した画像データのサイズが大きく,再表示用のメモリが不足す
る場合には,『★』を選択できないことがあります.
またアイテム登録時のパラメータとしてファイル名を指定して起動した
場合,あるいはコンソールからファイル名を指定して起動した場合は,す
ぐにそのファイルの表示が始まります.この場合は,トップメニューは表
示されません.画像表示後マウスの左ボタンかキーボードの [RETURN] キー
を押すと,TOWNSメニューに戻ります.
6.スクリプトについて
IVはスクリプトにより,画像の表示やCD演奏などを自動的に行うこ
とができます.スクリプトを記述するスクリプトファイルは通常のテキス
トファイルです.各種のテキストエディタを用いて,スクリプトファイル
を書くことが可能です.スクリプトは以下の形式を持っています.
・スクリプトは各種の命令の列を記述したものです.
・スクリプトは 1 行に 1 命令を記述します.
・スクリプトの先頭行は『IV_SCRIPT(V1.0)』という文字列だけからな
る行です.これは識別のための行で,ファイルの先頭行がこの行であ
るとき,そのファイルはIVのスクリプトであるとみなします.
・スクリプトファイルの拡張子は IV を標準とします.
・スクリプトの各行は最大 80 文字で,スクリプト全体の行数は 200
行です(コメント行を除く).
・行の第 1 桁がコメント文字の場合,その行はコメント行となります.
・行の途中にコメント文字が出現した場合,コメント文字以降の部分は
コメントとなります.
・コメント文字は # です.
スクリプトの命令を次に示します.
- show
〔形式〕
show FILENAME
〔動作〕
FILENAME で指定する画像ファイルを表示します.表示できる
画像ファイルは,GIF形式,FM-TOWNS のTIFF形式,
TownsPAINT 形式,PIC形式,FALファイルまたはIPRファ
イル付きのRGBフルカラー形式です.
画像ファイルがカレントディレクトリに存在しない場合には,
フルパスでファイル名を指定してください.
〔例〕
show iv.gif
画像ファイル iv.gif を表示します.
- play
〔形式〕
play FILENAME
〔動作〕
FILENAME で指定するサウンドファイルを再生します.再生で
きるサウンドファイルは,FM-TOWNS のPCM音声ファイル(SND
ファイル)形式です.
サウンドファイルがカレントディレクトリに存在しない場合に
は,フルパスでファイル名を指定してください.
〔例〕
play iv.snd
サウンドファイル iv.snd を再生します.
〔注意〕
現在の play 命令では指定されたサウンドファイルの内容に係
わらず,常に繰り返しを行わずに一回だけ再生しています.また
再生が終了するまで次の命令を実行しません.
これらの仕様については,今後のバージョンアップにより変わ
る可能性があります.
- message
〔形式〕
message STRING
〔動作〕
STRING で指定する文字列をメッセージダイアログとして画面
に表示し,応答を待ちます.
〔例〕
message IVはFM-TOWNSで動作します。
『IVはFM-TOWNSで動作します。』というメッセージ
ダイアログを表示します.
- cdplay
〔形式〕
cdplay "all" | START_NO [ STOP_NO ]
〔動作〕
CD を演奏します.『cdplay all』の場合全曲を演奏します.
曲番号を一つだけ指定した場合は,その 1 曲を演奏します.曲
番号を二つ指定した場合は,その範囲の曲すべてを演奏します.
TOWNS システムソフト V1.1 L20 のようにデータトラックが存
在する CD の場合,データトラックも曲数に含めて数えます.
CD が入っていない場合,CD が入れられるまで待ちます.
〔例〕
cdplay all
CD の全曲を演奏します.
cdplay 2 5
CD の 2 曲目から 5 曲目までを演奏します.
- cdpause
〔形式〕
cdpause [ SECOND ]
〔動作〕
CD の演奏を SECOND 秒だけ一時停止し,その後演奏を再開し
ます.この場合,CD のモータは回転したままです.秒数を省略
した場合は,他の命令によって演奏を再開するまで一時停止を継
続します.
〔例〕
cdpause 10
CD の演奏を 10 秒間一時停止し,その後演奏を再開します.
- cdcontinue
〔形式〕
cdcontinue
〔動作〕
一時停止中の CD の演奏を再開します.
- cdstop
〔形式〕
cdstop
〔動作〕
CD の演奏を停止し,モータの回転を止めます.
- pause
〔形式〕
pause [ SECOND ]
〔動作〕
スクリプトの実行を SECOND 秒の間,中断します.秒数を省略
した場合は,マウスの左ボタンがクリックされるまで中断します.
〔例〕
pause 20
スクリプトの実行を 20 秒間中断します.
- interval
〔形式〕
interval [ SECOND ]
〔動作〕
スクリプトの show 命令を実行するたびに,SECOND 秒だけ待っ
た後,次の命令を実行します. 0 を指定すると待ち時間はなく
なります.秒数を省略した場合,マウスの左ボタンがクリックさ
れるまで待ちます.
初期状態では,待ち時間はありません.
〔例〕
interval
show 命令によって画像を表示するごとに,マウスの左ボタン
がクリックされるのを待ちます.
CD 演奏中には,Qドライブ上の画像ファイルの表示及びサウンドファ
イルの再生はできません.
スクリプトのサンプルとして,以下のスクリプトファイルを添付してあ
ります.適当に変更して使用していただいて構いません.
ivdemo.iv IVのデモスクリプト
7.GIFデータファイルについて
NIFTY-Serve PICSフォーラム(FPICS)のデータライブラリに
各種のGIFデータファイルが存在します.特にデータライブラリ2番の
CompuServe から届いた89年版GIF画像データである『緑の目の淑女』
やデータライブラリ4番と6番に納められている多くの256色画像デー
タは一見の価値があると思います.
その他,オートレーシング・フォーラム(FMOTOR4)を始め,幾
つかのフォーラムにもあると思います.
また CompuServe では PICS フォーラム,QPICS フォーラム,COMART
フォーラム,ARTGALLERY フォーラム等に,多量に存在するでしょうが,
電話代に御注意の程.
8.著作権等について
本プログラムは,私,進藤秀郎が著作権を保有しています.
本プログラムの利用は自由ですが,本プログラムに起因する損害が発生
しても当方は関知致しません.ただし本プログラム自身に関するバクの指
摘,要望は大歓迎ですので, NIFTY-Serve FPICSの会議室までレポー
トをお願い致します.
なお,本プログラムの転載,配布を希望される方は,お手数ですが原作
者である私まで御連絡願います.
最後になりますが,PIC画像形式を考案,公開されました柳沢明氏,
及びPIC画像形式のTOWNS版ローダを公開し,IVで流用改造する
ことを許可してくださいましたMSどす氏(MHH00225)に感謝致します.
またファイルダイアログにおける漢字入力ライブラリとして OAK2LIB の
使用を許可して戴けました MIYAZAKI さんと山さんに感謝致します.更に
ファイルダイアログ中の時計表示に関しては,タケさん(NAA01070)の発
表されましたシステムROMの図形データ情報を利用させていただきまし
た.
また,本ドキュメントの作成には fplf を,そして配付プログラムの作
成には lharc を利用させていただいております.その他,開発に際して
は数多くのフリーソフトを利用させていだだきました.公開されました作
者の方々に感謝致します.
補足
A.FALファイルについて
NIFTY-Serve のPICSフォーラム(FPICS)で考案,サポートさ
れているRGBフルカラー画像用の属性ファイルです.FALファイルの
拡張子は FAL です.
単純なテキストファイルですので,エディタ等で作成,変更が可能です.
以下に現在のFALファイル,バージョン 1.00 の形式を記します.
1:F_ALL(V1.00) <------ バージョンの指定です
2: 320 200 0 0 <--初めから順に x方向のサイズ
y方向のサイズ
x方向の表示開始位置
y方向の表示開始位置
3: 1.00 255 255 255 0 <- 初めから順に
ズーム比率
赤の階調
緑の階調
青の階調
ガンマカーブ
1 行目は上の通りに第 1 桁から記述してください.2 行目は対象ファ
イルに応じて指定してください.3 行目は上の通りに記述してください.
なおIVでは 2 行目の表示開始位置の指定は無視し,常にディスプレ
イの中央に表示します.
B.32K色TIFFファイルからGIFファイルの作成
IVは本機能を持っていませんが,以下に示す幾つかの方法により,実
現できます.
1.FM-TOWNS システムソフトだけをお持ちの場合
FM-TOWNS システムソフト V1.1 L20 に添付の VCARD1 を使用すること
により,実現できます.但しこの方法ではカラーテーブルが最適化されま
せんので,色の再現性は多少落ちます.できるだけ,以下の2.または3.
の方法をご利用ください.
(1) VCARD1 を起動し,32K色TIFFファイルを読み込む.
(2) メニューの『画像』の中から『変換』を選び,640×480ドッ
ト256色を指定する.
(3) メニューの『ファイル』の中から『保存』を選び,適当なファイル
名を付けて保存する.
(4) IVを起動し,保存した256色TIFFファイルを読み込む.
(5) IVでGIFファイルに変換し,格納する.
2.FM-TOWNS MS-DOS 3.1 をお持ちの場合
(1) NIFTY-Serve FPICSのデータライブラリ1番に登録されている
TIFFファイル→フルカラーRGBファイル変換ツール TIF2RGB[*10]
をダウンロードする.
(2) NIFTY-Serve FGALAVのデータライブラリ6番に登録されてい
るフルカラーRGBファイル→256色TIFFファイル変換ツー
ル Q0TIF256[*11]をダウンロードする.
(3) TIG2RGB を起動して,32K色TIFFファイルをフルカラーRG
Bファイルに変換する.
(4) Q0TIF256 を起動して,フルカラーRGBファイルをパレット付き
256色TIFFファイルに変換する.
(5) IVを起動し,変換した256色TIFFファイルを読み込む.
(6) IVでGIFファイルに変換し,格納する.
[*10] TIF2RGB は私が作成した,TOWNS の32K色TIFFファイ
ルをフルカラーRGBファイルに変換するプログラムです.
TIF2RGB は MS-DOS 汎用プログラムですので,どの MS-DOS
マシンでも使用可能です.現時点での登録名は TIFRGB10.LZH
です.
[*11] Q0TIF256 の作者はFGALAVのサブシスを努めておられ
ます QGA00236 戦うクラリス(五ノ井敏行)さんです.
Q0TIF256 は MS-DOS 汎用プログラムですので,どの MS-DOS
マシンでも使用可能です.現時点での登録名は Q0TIF256.LZH
です.
3.F-BASIC386 をお持ちの場合
(1) NIFTY-Serve FTOWNS1のデータライブラリ1番に登録されて
いる32K色TIFFファイル→ TownsPAINT の256色PAIN
Tファイル(P25)形式変換ツール 32K2PX2.BAS[*12]をダウン
ロードする.
(2) F-BASIC386 を起動し,32K2PX2.BAS を実行して,32K色TIF
FファイルをP25ファイルに変換する.
(3) IVを起動し,変換したP25ファイルを読み込む.
(4) IVでGIFファイルに変換し,格納する.
[*12] 32K2PX2 の作者はMHD00746/Pumpkinさんで
す.現時点での登録名は『3万色 TIF を256色化するプ
ログラム V1.1』です.
C.TMENU.IF2対応について
FM-TOWNS システムソフト V1.1 L30 では,ファイルの拡張子に応じて,
指定したプログラムを起動する仕組みが導入されています.IV自身はファ
イルの拡張子に依存せずに表示を行いますが,拡張子と対応づけて動作さ
せることも可能です.
以下では,IVがサポートしている画像ファイル形式と,それらの形式
に対して慣例的によく使用される拡張子とをまとめて,TMENU.IF2 に記述
できる形式で記します.
GIF,00,1E,D:\IV\IV.EXP
TIF,00,1D,D:\IV\IV.EXP
P16,00,75,D:\IV\IV.EXP
P25,00,75,D:\IV\IV.EXP
P32,00,75,D:\IV\IV.EXP
PIC,00,75,D:\IV\IV.EXP
FAL,00,75,D:\IV\IV.EXP
IPR,00,75,D:\IV\IV.EXP
IV ,00,02,D:\IV\IV.EXP
上記の D:\IV\ の部分は,実際にお使いになられる際,IVが存在する
ディレクトリ名に変更してください.
D.更新履歴
v3.1
TOWNS標準TIFF仕様に対応(4/32K色LZW圧縮TIFF
をサポート).
GIF89a で追加されたアプリケーション拡張情報の読み飛ばし処理の誤
りを訂正.
v3.0
3rd release
v2.6
89年版GIF仕様をサポート.但しアスペクト比は未サポート.
v2.5
PICファイルの表示をサポート.
TIFF格納でTOWNSの非圧縮ファイル以外は受け付けないようチェッ
クを追加.
従来 320 × 240 ピクセル以下のRGB画像は2倍拡大表示していたが,
常に等倍で表示するように変更.
PAINTファイルからGIF格納の場合,GIFのスクリーンサイズ
は 640 × 480 に固定していたが,PAINTファイルの背景の大きさを
使用するように修正.
v2.4
暫定公開版
v2.3
単一プレーン複数サンプルのTIFFファイル表示をサポート.
3プレーンフルカラーTIFFファイル表示をサポート.
TOWNS以外のカラーマップ無しTIFFファイル表示時,グレース
ケール表示とする.
ファイルダイアログのメモリ管理の障害を修正.
GIF格納の障害を修正.
v2.2
ファイルロード時,IV終了時のロゴを表示しないようにする起動時オ
プション -s をサポート.
IPRファイル指定によるRGBフルカラーファイルの表示をサポート.
v2.1
新ファイルダイアログを使用し,カレントディレトクリ以外への格納を
サポート.
カラーマップを持つTIFFファイルの表示をサポート.
モノクロ二値TIFFファイルからGIFファイルへの変換をサポート.
RGBフルカラーファイルから32K色TIFFファイルへの変換をサ
ポート.
v2.0
2nd release
v1.7
ファイル名を指定して起動した場合は画面の退避を行わないように変更.
スクリプトのバージョンチェックを追加.
v1.6
日付修正
v1.5
画像表示後,[RETURN] キーでもメニューに復帰するよう変更.
v1.4
スクリプト実行後は,マウスのクリックを待たずに終了するように変更.
v1.3
スクリプトを導入.
v1.2
RGBフルカラーファイルの表示をサポート.
起動時のカレントドライブ,カレントディレクトリを終了時に復元する
ように変更.
v1.1
TownsPAINT のPAINTファイルの表示とGIFファイルへの変換を
サポート.
v1.0
1st release
NIFTY-Serve SGB01651 進藤秀郎(SHU)