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教育におけるネット活用をテーマに 学校間の国際交流シンポジウム [Monday, July 6, 1998 加藤 小也香=日経MAC] コンピュータ教育開発センター(CEC,03-3593-1801,http://www.cec.or.jp/CEC/)は,98年7月1日から2日間,東京・新宿の京王プラザホテルで「世界の学校教育におけるインターネット活用—国際シンポジウム'98」と題するシンポジウムを開催した(http://www.cec.or.jp/gyoumu/sympo98.html)。今回のテーマは,コンピュータ・ネットワークを利用した教育のあり方。活発な情報交換が行われた。 シンポジウムは,米国Cisco Systems社のKeith Fox副社長,東京工業大学大学院社会理工学研究科長の清水康敬氏の基調講演に始まり,KIDLINK,Think Questといった海外の代表的なネットワーク利用活動グループのメンバーを招いての事例発表やパネル・ディスカッションなどが行なわれた。会場には,全国各地から集まった学校関係者ほか,パソコン関連製品を扱う企業からの参加者もみられた。質疑応答には数多く手が挙がり,活発に意見が交わされた。 シンポジウムの2日目,小学校,中学校,高等学校と,3カ所に会場を分けて行なわれた事例発表会では,国内の学校教員も,国際交流についてプレゼンテーションを行った。ドイツ,ニュージーランド,ミクロネシアなど,海外の生徒達とネットワークを利用して交遊した事例などが発表された。 いずれも,ただ漠然と電子メールの交換を行うだけでなく,たとえば小学校であれば「同じ日に月は地球上でどのように見えるか」と毎日,月の写真を交換したり,それぞれの地域に落ちているゴミを調べて比較したり,とテーマを持って臨み,最終的には,相手の文化や生活を理解し,尊重するようになっていった様子を活き活きと語っていた。言葉の壁は帰国子女や地域在住の外国人の協力で乗り切ることができた,なにもかもパソコンでというわけでなく,食べ物や絵を郵送して交換したりと常に最適なメディアの選択を心掛けた,という発言が目立った。 CEC: 学校におけるコンピュータ利用促進のための技術開発および普及・啓発を目的に,文部省と通商産業省が共管で興した財団法人 |
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