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8600はG3マックを超えられるか [Wednesday, December 17, 1997 加藤 小也香=日経MAC] 97年11月,AppleはMPUにPowerPC 750(開発名「Arthur」)チップを搭載,バックサイド方式の2次キャッシュを組み込んだ「Power Macintosh G3 Series」を発表した。このG3 Series,確かにMPUは最速なのだがハイエンド・マシンを望むユーザーにとって,マザーボードがお粗末。SCSIは低速のNarrow SCSIが内蔵,外付け兼用で1系統,メモリー・スロットは3本だけ,と,拡張することを考えるとちょっと力不足。これなら値落ちしたミドル・レンジのマックを用意して,MPUをPowerPC 750に交換したほうがいい。 編集部では30万円以下にまで値がこなれたPower Mac 8600/250を100万円かけてフル・チューン,G3を超える最強マシンを作ることにした。Power Mac 8600/250は本体パネルの取り外しが簡単,さらにPCIスロットが3つ,メモリー・スロットは8つと拡張性が高い。また,内部電源が560Wと,PCIカードやハード・ディスクを内部に増設する際の耐久力もあり,基礎体力が十分にある。 今回のチューンナップのベースとなるのは20万円程度で購入できるMPUアップグレード・カード。ここに最速のPowerPC 750を活かしきれるRAIDとグラフィック・アクセラレーターを追加して,バランスのとれたハイエンド・マシンに仕立てる,という計画だ。とは言えコストも気になるところ。100万円というガイドラインを設けて製品を選んだ。 結果は,前のページからも見て取れる通り,スゴイのひと言。「Adobe Photoshop」を使っての実験では実に8倍の性能向上を示した。 ●写真 100万円かけてチューンナップしたPowerMac 8600/250
●チューンナップに貢献した強者グッズの「明細書」
すべて実売価格。BOOSTER750/266をインタウェア(03-5411-8010),Flex Scan E151Lをラオックス(03-3255-8188),そのほかを秋葉館(03-5256-3111)から購入した。各製品の連絡先はBOOSTERがインタウェア,PowerDomainとREMUSがアダプテックジャパン=FAX 0120-808-450,Cheetahが日本シーゲート=03-5462-2901,LK-82359がロジカル=03-3836-5077,TwinTurboは,丸紅エレクトロニクス=03-5634-3662,Flex Scanがナナオ=076-277-3977 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年1月号(97年12月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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