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MRJ 2.0でJDK 1.1.3に対応 Open Transport 1.3が付属 [Friday, February 13, 1998] ほかにも,パワー・ユーザー向けの改良が含まれる。JavaとOpen Transportだ。 マック上でのJavaの実行環境は,「MRJ(Mac OS Runtime for Java)」で実現し,Mac OS 8.1Jには英語版のMRJ 2.0が付属する。「Mac OS特別付録」フォルダ内にインストーラーを格納する。 MRJ 2.0は最新の「JDK(Java Development Kit)1.1.3」とをサポートし,中間コードをネイティブ・コードに変換しながら実行するジャストインタイム(JIT)コンパイラー方式を採用した。Javaの実行環境が他のOSに追いついた。Mac上では最高速で実行できるJava環境(Java VM:Java仮想マシン)となった。 「Open Transport 1.3」は,細かなバグの解消が中心だ。新しい機能で魅力があるのは,1台のマシンで複数のIPアドレスが使えるマルチホーミング。ただし,1つのEthernetポートに複数のIPアドレスを割り当てるシングル・リンク・マルチホーミングだけが可能で,複数のEthernetポートに別々のIPアドレスを割り当てることはできない。また,設定方法がマックらしくなく,テキスト・エディターで設定ファイルを編集する必要がある。
以上が,8.1Jにおける変更点の概略だ。8.0Jがさらに使いやすくなるバージョンアップだけに,8.0Jユーザーはアップデートしたほうがよい。期待のHFS Plusだけは,ボリュームを初期化するためだけに,従来のHFSフォーマット上にMac OS 8.1をインストールしなければならない。もう少し様子を見てから切り替えたほうが無難だろう注7)。 注7)Norton Utilitiesが動作しない(NIKKEIMAC.COMの関連記事:「Norton,HFS+と非互換」(98.2.9))といった互換性が完全ではない面があるようだ。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年3月号(98年2月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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