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【TWO-TOP】 | 【T-ZONE】 |
その一角にはT-ZONE、TWO-TOP、コンプかずみらがブースを構え、「Expo価格」で激しい価格競争を展開。もちろん、それにつられてブース周辺は買い物客でごった返す..。特に、アキバでおなじみのTWO-TOPとT-ZONEは向かい合ったブースでまさに敵意むき出しの「つばぜりあい」を演じていた。プライスリーダーの座を賭けた価格競争は初日からどんどんエスカレートし、終盤はまさに死闘であった..。
先に攻撃をしかけたのはT-ZONE。というより、TWO-TOPが意外にも初日に大人しい価格設定をしていたことに、やや拍子抜け。初日の開場直後に見たところでは、TWO-TOPは抽選による激安目玉商品の販売で人目をひいていはいたものの(実際に長蛇の列ができていた)、それを除けば全体的な価格設定はいつものアキバ並み。一方のT-ZONEは周辺機器を中心に全般的にかなりの低価格設定で、ほかにも発売直前の製品の先行発売(ノートパソコン用GPSキットなど)や、初公開となる三菱と共同開発の超薄型デジカメの予約を始めるなど話題性の点でも完全リード。ところが、これに「完全にブチ切れた」(某氏談)TWO-TOPが即座に反撃を開始。T-ZONE側もこれに応戦して、販売商品では共通項となるCPUとメモリを中心に大バトルが始まった。
メモリはEDO 32MBが当初\13,000後半だったものが、2日目には\12,000前半となり、TWO-TOPは「最終日には\10,000もでるかも」と強気の覚悟をみせる。T-ZONEはメモリの価格表を最も目立つ場所に掲げ、頻繁に書き換える。それを見るやいなや、TWO-TOPの価格設定責任者は即座に電卓を叩いて(T-ZONEだけが税込み価格で掲示していたため)値札を張り替える。そして、T-ZONEはビラ配りにマイクを持っての集客を始め、TWO-TOPも「急遽、拡声器を用意」して、価格設定責任者自らが「106キーボードが○○円、メモリは..」と激しく絶叫(いや、ホント)。よくよく見て見ると、その拡声器の向きも買い物客というより、T-ZONEのブースに向いていたりして、見てる側からするとほとんど「映画ゴジラvsガメラ」状態(どっちがゴジラかという問題はさておき)。
結果はというと、3日目の段階でほとんどT-ZONE側が弾切れ(売り切れ)状態となってあとはTWO-TOPの一人勝ちだったらしい(最終日はアキバにいたので見ていない)。もともとは、T-ZONE側がCPUを中心に在庫を持たない「予約販売」で価格だけ操作していた面もあり、このやり方にTWO-TOPが怒った(大魔神怒る)という部分もあったとか。その意味では、面白いことに土曜日のTWO-TOPのアキバ店舗はメモリ関連の在庫が綺麗になくなっていて、ショーケースの中ですら空っぽの状態。もしかして、全部幕張に突っ込んだのか?という想像もできなくはない。
さて、一番気になるのはこの「ゴジラvsガメラ」がアキバでまた再演となるのかどうかということ。実際、最近はHDDの販売ではTWO-TOPとT-ZONEがけっこういいライバル関係だったりする。HDD販売の量と価格ではもともとTWO-TOPは定評があったけれども、最近はT-ZONEアップグレードギャラリーがHDDの価格を下げていて、また最新モデルの入荷が非常に早かったりする(今週はIBMのUltraATA対応HDD、DHEAシリーズを販売開始)。幕張のイベント会場では短期決戦だけれども、アキバでは長期戦になる。消費者側の立場としては、長いロングランを期待したいものだ。
[撮影:DIJE]
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【PR233も6万割れ】 | 【WWExpoにて】 |
今のところ価格の面では「逃げるK6、追うMMX Pentium」という状態だけれど、INTELも対抗して超弩級の大幅プライスカットを行うという話もあって、まだまだこの先余談を許さない。ショップ間の価格競争という意味でも熾烈な争いになっていて、CPU価格の激動はまだまだ続きそう。
[撮影:DIJE]
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【入荷&完売】 | 【6x86MX】 |
P.S.
6x86MX PR200のデモはT-ZONEミナミ5Fで見ることができる。例によってプロトン製のマシン「MegaStarモデルMS200M2」があり、自由に触ることもできる。このマシンではMMX対応アプリとしてレーシングゲームのPODがデモで動いているけれども、これがなぜかとても遅い。どうしてんなだろう?。ちなみに、このマシンは\188,000で即納だそうだ。
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【Millennium-II AGP版】 | 【Millennium-II AGP版】 |
アキバでは他のショップもだいたい一致して「7月初旬」に入荷を予定しているので、その頃には確実に大量に出回るはず。Windows World ExpoでもMillennium-IIのデモが行われ、その上AGPバージョンも展示されていた。代理店のコマツソフトによれば、Millennium-IIは国内版も来月には発売し、AGPバージョンも年末には発売できそう、とのこと。
とりあえずMillennium-IIも日本のボーナス商戦にギリギリ間に合ったようで、なにより。財力に余裕のある人なら、この夏はMillennium-IIに走る?。
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【WDAC11200/A8】 | 【このCCCが重要】 |
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【ULTRA33の箱】 | 【ULTRA33】 |
まず、BLESSがWesternDigital(WD)のUltra ATA対応HDD「WDAC11200/A8」(1.2GB、\23,800)の販売を開始。このHDDは新モデルというより、リビジョンアップ品とでも言った方がいいもので、基本的には見た目も型番も従来のモデルとなんら変わらない。型番の後に「/A8」とあるのは、ショップ側が便宜的に付加して表示しているもので、HDDについているラベルのCCCという項目に「A8」という記述があるかどうかでUltra ATA対応であるかどうかがわかるのだそうだ。WDのHDDは昔から新機能が追加されても基本的に型番が変わらないので、このあたりは非常にわかりにくい。まぁ、もともとOEM向けのものだから仕方ない面もあるけれど。
T-ZONEアップグレードギャラリーでは、一度出回っただけでそのあと姿を見せなかったIBMのUltraATA対応HDD「DHEA-36480」(6.4GB、\65,800)が入荷。これはほかのショップでもいくつか近々入荷予定があるそうなので、7月にはあちこちに出回りそう。
さてもう一つは個人的に欲しくて仕方なかったPROMISEのUltra ATAインターフェースカード「ULTRA33」。TWO-TOP秋葉原1号店などで販売中で、およそ\9,000前後が相場。これは昔あったE-IDEインターフェースカードと同じようなもので、UltraATAに対応していないマザーボードを使っている場合でも、このカードで直接UltraATAのHDDをドライブできるという優れモノ。PCIカードで、2チャンネルのIDEポートを搭載。オンボードIDEをDisableにしてこのカードを使って完全に差し替えてもいいし(ブートも可能)、併存させることもできる。ドライバもついているんだけど、Windows NT用も付属しているので、これが本当に動くのならNTで初めてUltraATAが使える手段ということになる?。Windows World ExpoでTWO-TOPが販売しているのを見て、即Getしたのは良いけれど、自分ではUltra ATAドライブを持っていないのでまったくテストできず。うーむ、本当に動くのだろうか?。ちなみに、ATAPIデバイスが接続できないという不思議な仕様を持っているので、これは要注意の点。SYSTEM WORKSのホームページ上には、簡単な紹介ページとベンチマークが載っているので、こちらを参考にするといい。
430TX、Appolo VP2とUltraATA対応チップセットのドライバのチューニングなど、まだまだ課題の多いUltra ATAだけれど、とりあえずハードウェア側は徐々に出そろい始めている。
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【Libretto70?】 | 【このように隠されている】 |
そのT-ZONE版には、今月号に妙な広告が出ているのでモバイル系の人は必見。ノートパソコンの広告を見ていくと、ある一角が黒いシールで隠され、ほかにも幾つかサインペンで黒く塗りつぶされた項目がある。で、そのシールをはがしてみると、1GB HDD搭載のLibretto 70 PA1237CAという商品が掲載されている..。もちろん、発表された新モデルLibretto 60もちゃんと載った上での話。サインペンで消された部分も、光りの当て具合ですぐにLibretto 70と読めてしまう。ちなみに、価格は「店頭にて」となっていた。
これは単なる間違いなのか、それとも??。今のところ、Libretto70発表予定の話は聞かないのだが..。
[撮影:DC-2E]
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【実は穴場のソフトクリエイトFM館】 |
安いショップは神和電機やキョードー半導体店といった半導体系専門店はもちろん、PC/AT互換機店もかなり近い価格を出しているところが多く、ショップ間の価格差が小さくけっこうな激戦状態。今週EDO 32MBで最安値をつけたのは、実はメモリ関連では結構な穴場だったりするソフトクリエイトFM館(ブロックE3)。メーカー製箱パッケージ入りで\12,980。\13,000ジャストも神和電機、スリートップとひしめく。アキバのメモリ価格競争もこれからまたヒートアップしそうな気配がする。
[撮影:DS-7]
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【DSU付きで2万円割れ】 | 【デザインは弁当箱似】 |
施設設置負担金72,000円が不要になったNTTの「INSネット64ライト」も7月7日からサービスが開始され、こうした安い魅力的なTAと相まってISDN需要はますます高まるかも。実は個人的にもこのセットでISDNにしようと思っているのだった。
P.S.
ISDN TAと言えば、高機能で話題のMN128-SOHOも今週から店頭に並び始めている。DSUなしが\50,000前後、DSU付きが\60,000前後が相場。
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【さりげなく売られるOEM版】 |
A-Masterでは、写真のように特に「OEM版」との表記もないのに、モノを見てOEM版と確認して購入していく人が次々に現れ、売れ行きはマウスにしては珍しくハイペースなんだとか。
とりあえず選択肢が広がったということで、買う側としては良いこと。次は黒IntelliMouseの登場を待ちたいところだ。
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【記者発表会の案内板】 | 【日本語表示OK】 |
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【コンパクトフラッシュにも対応】 | 【上:日本語版,下:英語版】 |
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【このデモ用キットがあちこちに】 | 【コントロールパネル】 |
日本語Windows CEは日本語表示はもちろん、IME-97による日本語入力や、手書き入力もサポートして、各H/PCにはいろいろな日本語アプリケーションがバンドルされているのが魅力。特にカシオペアは辞書関係のアプリケーションがROMに入っていたり、20本以上のアプリケーションがCD-ROMで付属しているので、今までの英語版と違って買ってからすぐいろいろ使えそう。マシンの方は、カシオペアは英語版と比べて厚みは変わらないものの、横の長さが少し延びて大きくなっている。そのかわり、Type2のPCカードスロットのほかにコンパクトフラッシュのスロットが追加され、携帯性より機能を取ったという感じ。NECのMobile Gearのようにモデムを本体に内蔵していないので、この2スロット化はある意味必然だったのかも知れない。
英語版CASSIOPEIAを使い続けいる私としては、もちろん日本語版も使うつもりなんだけれど、動作スピードが以前にも増して重たくなっているのはちょっと気掛かり。NECのMobile Gearの方が体感スピードが速いという人もいるのだけれど、私にはその差はあまりわからなかった。じきに両方のデモ機が出そろうだろうから、両方を比べるのが良さそう。
現在、カシオペアは各店4MB版を\64,800、8MBを\74,800近辺で予約受付中だ。
[撮影:DIJEとDS-7 協力:ソフマップ8号店秋葉原NetWorld]
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【店内はとても狭い】 |
[撮影:DS-7]
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【2種類ある】 | 【2つ買っていく人が多い】 |
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【PS/2ポートもある】 |
もうひとつ新しいものでは、A-MasterでUSB対応キーボードを展示中。BTCというメーカーのサンプル品で、メーカー側に30個程度しかないサンプルをなんとかGetしたのだそうだ。このキーボードにはデバッグ用なのかPS/2ポートも一緒についていて、両対応になっている。なぜか入力スピードが遅いものの、IWillのマザーボードでちゃんと動いたそうだ。
USBにAGPのデバイス。今回は展示だけだが、店頭販売は間近か?。
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【FIC KN-6000】 |
最新の相場参考資料はこちら |
CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/6 第4週) CPU、HDD相場情報(秋葉原 '97/6 第3週) |
メモリ製品相場情報(秋葉原/日本橋 '97/6 第4週) |