Windows Media Services Banner Art

ロールオーバーを使う

ネットワークの障害、サーバーの保守、またはその他の理由で、Windows Media Player が Windows Media サーバーに接続してユニキャストにアクセスできない場合があります。.asf ファイルの公開に MMS プロトコルを使うと、プロトコル ロールオーバーは、UDP を介した MMS プロトコル (MMSU) から TCP を介した MMS プロトコルに自動的に切り替え (ロールオーバー)、最後に HTTP に切り替えます。ストリーム ソースへの接続を試みるときは、ソースに接続できるまで Windows Media Player は各プロトコルを順に試みます。この機能によって Windows Media Player は確実にデータにアクセスできます。

.asx ファイルで REF タグを使うと、プロトコル ロールオーバーの働きを確認することができます。REF タグは、同じソースへのアクセスに異なるプロトコルを指定する場合に使います。たとえば、1 番目の REF タグで MMS プロトコルを指定し、2 番目の REF タグで HTTP リンクを指定したとします。この場合、ファイアウォールで隔てられているために MMS を使って接続できないクライアントは、自動的に HTTP を使った接続を試みることができます。ユニキャスト公開ポイントの作成時に MMS プロトコルを指定している場合、Windows Media Player では、このようなロールオーバーを自動的に実行します。

同じコンテンツを持つ異なる Windows Media サーバーを指定するために URL ロールオーバーを使うこともできます。たとえば、1 番目の REF タグで "hound1" というサーバーにある .asf ファイルを指定し、2 番目の REF タグで "hound2" というサーバーにある .asf ファイルのコピーを指定した場合、Windows Media Player はどちらかのサーバーを使ってファイルにアクセスします。"hound1" がビジーであるか、またはアクセスに失敗した場合、Windows Media Player は自動的に "hound2" に接続します。

関連項目



© 1996-1999 Microsoft Corporation. All rights reserved.