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バイヤーズガイド:プリンター 本命はきれいなエプソン 高速キヤノンが巻き返せるか [Monday, November 23, 1998 佐藤 千秋=日経MAC]
進化が停滞気味とだけ書いて,筆を置いてしまったら,メーカーの技術者にしかられてしまう。例えば,印刷余白。セイコーエプソンの「PM-770C」,「PM-3000C」では,従来cm単位だったこの余白が3mmまで狭められた。地味なようで,結構ありがたい改良だ。プリンターは,ペーパー・ハンドリングのために,どうしても印刷できない領域がある(1998年11月号特集参照)。しかし,用紙の上下左右に印刷できない白い部分が広く残ると,特に写真原稿を印刷した場合,見栄えが悪くなってしまう。 印刷する用紙が,はがきのように小さいならば,一層だ。受け取る側の気持ちは別として,結婚したての夫婦が並んだ写真,生まれたばかりの子供の写真を撮って,年賀状に印刷して送りたい人は多いだろう。年賀状用プリンターなら,できるだけはがき面いっぱいに印刷できる印刷余白が小さい機種を選びたい。 キヤノンはノズル増やして一層高速化 年賀状を印刷するためにプリンターを買うのなら,印刷速度にも注意を払うべき。年賀状印刷となると,印刷枚数は10枚や20枚ということはないだろう。ちなみに,A4判インクジェット・プリンターは10枚印刷に20分程度は覚悟したい。A4判溶融/昇華型熱転写プリンターなら35分だ。これが100枚からの印刷になると,朝から晩まで紙の補充のために付きっきりになってしまう。はがきサイズ(A6判)の小型プリンターなら10枚を10分程度にこなしてしまう。「どうせ,はがき印刷にしか使わないだろう」というユーザーなら,このタイプのプリンターがお薦めだ。 キヤノンは,エンジンを新型に変え,インクを吹き出すノズルを増やし,双方向印字対応にして,印刷速度を一層高速化した機種「BJ F600」を投入した。これも,ユーザーの要望に沿った改良と言える。画質のエプソンに対して,スピードでアピールしようとしている。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年12月号(98年11月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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