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日経BP社 BizTech

自動巡回でAutoStartウイルスの感染を阻止
	Autostart Hunter J-1.1
永田　晃 氏／ユコス・ワールド，フリーウエア http://www.parkcity.ne.jp/~yukoswrd/index_mac.html

98年5月に発見されたマック初のワーム・ウイルス「AutoStart 9805」。ボリュームのマウント時，QuickTimeの「AutoStart（自動再生）」機能を介して感染する。メディアに取りつく自己増殖型のアプリケーションなので，従来のウイルスより再感染力が強い。

Autostart HunterはフリーウエアのAutoStart 9805専用のワクチン・ソフト。オリジナル種とその変種に対応する。ディスク（ネットワーク・ボリュームを含む）に存在する怪しいファイルをFinderから“見える”ように属性を変え，ゴミ箱へ移動する。

●定期的な自動巡回や不振ファイル発見時などの動作を設定する

特徴は，1）システム起動時のボリューム自動検査。感染による強制的なシステム再起動に対処する。再起動後，被害を被る前にワーム本体を排除する。2）定期的な自動巡回機能。1分〜30分間隔で各ボリュームを自動巡回して検査。3）ボリューム・マウント時の自動検査機能。フロッピー・ディスクやMOなど，メディア挿入時の検査が可能だ。

AutoStart 9805は今後，感染経路の異なる変種が出現する可能性もある。「QuickTimeをインストールしていないのに感染したなどという場合は，Autostart Hunterがゴミ箱に捕獲したワームを，作者宛てに送って欲しい」（作者）。