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Appleからまた“世界最速のノート・マシン”が登場した。製品名称は「PowerBook G3」シリーズ。約半年前に登場した旧機種と同じ名だが，モノはまるで違う。

新マシンは，CPUに最高292MHzのPowerPC 750（G3）を搭載し，新設計のボード，大型液晶と新デザインのきょう体を採用する。「Wall Street」の開発コード名でうわさされていた次世代PowerBookだ。

新しいG3シリーズは，同一きょう体で仕様の異なる4モデルのラインナップ。98年5月下旬より出荷される。今後はPowerBookラインのベースとなる。本記事では，この新PowerBook G3シリーズの詳細をいち早くご紹介する。

（価格や基本スペックなどの情報に関しては，発表会のレポート記事「日本でもiMacとPB G3発表」を参照）

「PowerBook G3 250/13"」。今回登場した4モデルのうち，上から2番目に位置する。CPUにPowerPC 750/250MHz，13.3インチのTFT液晶を備える。ディスプレイは1024×768ドットで1670万色表示が可能

ディスプレイを閉じた状態。上が表，下が裏。今回のデザインの特徴である“白リンゴ”を含め，デザインは表裏対称になっている。きょう体は，旧機種で使われているABS樹脂ではなくFRP製。中央の部分はアルミにラバー・コーティング