“基本編”で作成したアニメーションのオブジェクト属性を変更することで、さらに楽しい効果が加えられます。次の練習では属性を変更した場合の例を紹介しますが、これらはObjectDancerのほんの一部の機能にすぎません。
1. シンクロウインドウの“MOON.PSP”という名前の右側にある属性リストアローをクリックしください。以下のような属性リストが表示されます。
効果バーの左にあるアイコンに注目してください。この場所にマウスカーソルを移動すると、シンクロウインドウの左上に属性の名前が表示されます。
拡張したシンクロウインドウには、効果バーとキーフレームという新しい要素が表示されています。効果バーはオブジェクトの属性の数だけ並び、その中にはキーフレームが配置されています。タイムブロックを新しい場所へ移動し属性値を変更すると、その場所にキーフレームが作成されスライドマークで示されます。キーフレームはオブジェクトの場所や色、サイズの変更や回転といった変更が加えられた瞬間を示しています。あるキーフレームと他のキーフレームとの間の属性値は自動的に補完されます。
月のオブジェクトを回転させてみましょう。これでアニメーションの開始から終了までの間に月が一回転することになります。
2. 位置の効果バーの一番右側にあるキーフレームをクリックしてください。その場所にタイムラインがジャンプします。
3. 回転効果バーの属性入力フィールドに360と入力し[return]キーを押してください。効果バー上に新しいキーフレームが作成され、スライドマークが表示されます。
次に背景の色を変更しましょう。たとえば青色に変更してみます。
4. コンポウインドウの背景色スマートアイコンをクリックしてください。カラーピッカーダイアログボックスが表示されます。
5. ハンドルをドラッグし、円の中をクリックして「新規」ボックスの色が青色になったら“OK”ボタンをクリックしてください。
コンポウインドウに月が表示されていれば、青色の背景に白抜きで月の画像が表示されるはずです。今度は月の周囲を透明にして背景に溶け込ませましょう。この操作にはアルファチャネルを使います。
6. タイムブロックをドラッグするかスライドマークをクリックして、タイムラインをプロジェクトの先頭に移動します。
7. インク転送モードプルダウンメニューから「オーバーレイ」を選択します。これで月の周囲は透明になり、背景に溶け込んで表示されます。
ここでは画像の回転とカラーの転送モードを変更しましたが、不透明度や位置、拡大/縮小、傾斜なども同じ手順で変更できます。変化が起きる時刻にタイムラインを移動し、属性値を変更(あるいはオン/オフ)してやるだけです。
8. “MOON.PSP”の左にある属性リストアローをクリックしてください。
属性リストはここで一時的に閉じておきます。
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