ImageViewer-J には、画像を表示したり編集する以外に、以下のような便利な機能を持っています:
画像をスキャンあるいは特定のフォーマットのファイルを読み込むために、PhotoShop の入力プラグインが利用できます。そのためには、プラグインフォルダの場所を指定しておかなければなりませんので(通常は PhotoShop のプラグインフォルダでしょう)。なおプラグインフォルダは、“プリファレンス”で指定/変更できますが、指定していないと起動時に指定するように促されます。画像を入力する場合:
- ファイル・メニューの“入力”コマンドを使ってください。詳細は、各プラグインに添付されている説明を参照してください。
注意:プラグインの読み込みを常時無効にするには、プリファレンスの“ファイル”カテゴリで“プラグインをロードしない”をチェックします。
ヒント:スキャンされた画像を維持するためのバッファメモリは巨大です。そのため画像をスキャンするには、最低でも ImageViewer-J の使用メモリサイズを 12MB 以上に設定してください。
注意:入力デバイスとして複数のカメラが利用可能なら、現在のカメラを任意に変更できます。ファイル・メニューから“カメラ選択”を使ってください。
拡張子を除いた部分の名前とサイズが同じ重複した無駄なファイルを削除します。現在のリスト内の全てのファイルが検査の対象となります。重複ファイルを削除するには、ファイル・メニューの“特別 > 重複ファイルを削除”を選びます。
注意:現在、重複ファイルとして認識されるのは、ファイル名の最後が“のコピー”で終わる同じファイルです。この機能はIV-Jの将来のバージョンでは改良される予定です。
現在のファイルあるいは選択された複数のファイルのプレビューおよびアイコンを作成します。このコマンドが使われる際には、プレビュー&アイコンのプリファレンス内での設定が流用されます。この機能はプレビューを使ったリスト表示形式の際はもちろん、複数のファイルに一括してプレビューおよびアイコンを作成する用途にも使えます。プレビューは、プリファレンス内のプレビューの色数、サイズおよび圧縮オプションの設定を使って作成されます。 プレビューのサイズおよび品質は、これらの設定に依存しています。一般的に、“数千色”がプレビューの品質とサイズのバランスが良いようです。
ファイルのプレビューおよびアイコンを作成する場合:
- リストウインドウで画像ファイルを選択します(単一画像表示形式の場合はそのまま)。
- ファイル・メニューから“特別 > プレビュー&アイコン”の作成を選びます。
ヒント:作成および表示を高速化するためには、プレビューの圧縮設定は“なし”を指定してください。
注意:プレビューおよびアイコンを作成する場合は、バッチ処理を使わず、“プレビュー&アイコンの作成”をお勧めします。
現在のファイルあるいは選択された複数のファイルからリソースを除去します。プレビュー関連の全リソース、アイコン関連の全リソース、あるいは全てのリソースのいずれかが指定できます。これは画像を“フラット”(Windows 95/98 などと互換性があります)にする場合、あるいはいくつかのプレビュー設定を試して実験を行う場合に有効です。ファイルからリソースを除去する場合:
- リストウインドウで画像ファイルを選択します(単一画像表示形式の場合はそのまま)。
- ファイル・メニューから“特別 > リソースの除去”を選びます。
- 開かれたダイアログで“プレビューリソース”、“アイコンリソース”、あるいは“全リソース”(その両方)を指定します(下図参照)。
- “OK”ボタンをクリックします。
注意:使用には注意してください。
ImageViewer-Jでは、特定のフォルダやボリュームを“ロケーション”として下図のロケーション・ウインドウに登録しておくことができます。この“ロケーション”に対して、簡単な操作でファイルをコピーしたり移動したりできます。ファイルメニューから“ロケーションを追加”を選ぶと、その場所が“ロケーション”として登録できます。これで新しい“ロケーション”が、ロケーション・ウインドウ内のリストに追加されます。ロケーション・ウインドウを表示するにはウインドウメニューから“ロケーション表示”を選んでください。
特定の“ロケーション”を“現在のロケーション”として指定するには、ロケーション・ウインドウ内のロケーション・アイコン(フォルダの形をしています)をクリックします。全てのコピーおよび移動操作は、この“現在のロケーション”を対象として実行されます。これでフォルダ間で、簡単に画像を整理することができます。“ロケーション”を削除するには、ファイルメニューから“ロケーションを除去”を選ぶことで、現在指定されている“ロケーション”がロケーション・ウインドウから除去されます。
なおロケーション・ウインドウ内のアイコンをダブルクリックすることで、そのフォルダ内の画像を一括してリストウインドウに表示することができます。
注意:ファイルをコピーまたは移動するには、あらかじめ対象となるフォルダかボリュームを“現在のロケーション”として指定されていなければなりません。
注意:追加できるロケーションの数は、実用上無制限です。
ヒント:最初の 10 の“ロケーション”には、左上に0〜9までの小さな数字が付いています。これら数字の付いた“ロケーション”へ移動またはコピーは、Command+<数字>キーで実行できます。この操作により、指定した“ロケーション”が選択され、前回行われた操作を基にして移動またはコピーが繰り返されます。前回移動したのか、コピーしたのか分からなければ、一度“ロケーションへ移動”あるいは“ロケーションへコピー”を実行してください。