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MACWORLD Expo - the Creations World展示会場では，いたるところに「iMac」が展示されている。100台は軽く越えるだろう（【こぼれ話】参照）。開幕日の7日，基調講演でApple Computer社（http://www.apple.com/）暫定CEO（最高経営責任者）のSteve Jobs氏自らが，強力にプロモートしただけのことはある。

展示会場ではApple自身がiMacブースに趣向を凝らせる。98年5月の発表時に好評だったライト・テーブルの上に置いたiMacを自由に触らせたり（写真1），マック・シリアルやSCSIなどの周辺機器接続用ポートを廃して，USB（Universal Serial Bus）に全面転換したことがコンシューマーの不安を招かないようにと，「iMacとUSB」と銘打ったコーナーを置いて，各種のUSB機器を展示した（写真2）。

●写真1 AppleのiMacブース側入口。ライトアップされたおなじみのiMacにだれでも触れる

●写真2 Appleの「iMacとUSB」コーナー。USB周辺機器とiMacがずらりと並ぶ

【こぼれ話】

出展社に聞いて回ると，事前にiMac貸し出しの登録を行っていたものの，“現物”が届いたのは会場設営の最中だったと言う。iMacを使ったデモは，ぶっつけ本番だった。「搭載Mac OSもまだβ版で，デモはヒヤヒヤもの」との声も聞かれた。またiMac本体の管理も徹底しており，すべてのiMacがAppleの立ち会いの下，展示台に金属ワイヤーでくくりつけられおり，「ちょっとしたレイアウト変更すらままならない」とぼやくベンダーもいたほどだ。

展示会場へのエントランスの1つ。米Hewlett Packard社（http://www.hp.com/）の奥に米SyQuest Technology社（http://www.syquest.com/）。前者はプリンター，後者は1GBリムーバブル・ハード・ディスクのUSB対応製品を展示。USB対応に熱心なベンダーを入口近くに配置した，というのは考え過ぎ？

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