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USBラッシュ: Win98対応メーカーも虎視眈眈 [Monday, July 13, 1998 New York特派,改井 満=日経MAC]
手持ちのWindows 98対応USB機器でマック市場に参入を図ろうとする周辺機器メーカーもいる。「macalley」ブランドでUSBマウスや,キーボードなどを出荷しているMace Group社(http://www.macalley.com/,開発は台湾Chio Shin Technologye社)もその1つ。 プレス向けベンダー・ミーティングに製品を持ち込み(写真18),8月中にAppleからUSBに関するライセンスを取りつけ,マック用USB市場に乗り込む。 USBハブやマウス,テン・キーパッドなどはiMacのOSが標準で備えるUSBサポート機能を使って,そのまま使えるだろうし,高機能マウスはAppleのUSB開発キットを待って,製品化する考えだと言う。
●写真18
「macalley」ブランドのUSBマウスやトラック・ボール。写真中央上は4ポートのUSBハブ
iMacにシリアル・ポートを iMacのUSBポートに周辺機器を対応させるのとは逆の発想で,iMacにシリアル・ポートを付加するおもしろ試みもある。 米Newer Technology社(http://www.newertech.com/)はiMacのUSBポートをマックのシリアル・ポートに変換するケーブル・ユニットの開発を進めていることを明らかにした。まだ試作機もできていないが「1つのUSBポートから2つのマック・シリアルに分岐するケーブルと,または4ポートに分岐するケーブルを製品化する」(同社Communications担当ディレクターのEric Dahlinger氏)という。価格は未定。このシリアル・ポートをどのようにiMacから認識させるのか,インタフェースを含めて興味をそそられる。 このほか,米Rainbow Technologies社(http://www.rainbow.com/)はUSB用のハードウエア・プロテクト・キー「SentinelEve4-USB」をブースで展示していた。「日本ではDTPソフトや3Dソフトなどに需要があると思うが,既に採用が決まったアプリケーションは?」,と水を向けたのだが,「あらゆるソフト・ベンダーから採用の可能性がある」とかわされてしまった。採用を呼びかけるために,出品しているようだ。 既存のマックをUSB対応に 続々登場するUSB機器を見込んで,既存のマックにUSBポートを付加する周辺機器も現れた。シリアル・ポート拡張PCIカードなどを製品化していた米Creative Solutions社(http://www.creative-solutions-inc.com/)は,会場で2基のUSBポートを持つPCIカード「Nolcus-PCI Universal Serial Bus Card for the Macintosh」を展示した(写真19)。79ドルで販売予定だ。ドライバーは自社開発するか,サード・パーティーに委託するか現在検討中という。 また,米ADS Technologiesも同様の製品を出荷する計画で,価格は約70ドルが目標。ADS社はさらにPowerBook G3 Series(2代目)用のUSB拡張カードの製品も計画している。これはType IIのPCカード型で,端部に2基のUSBコネクターを装備したもの。予定価格は100ドル前後。PowerBook G3/250(初代)以前のPowerBookには使えない。「32ビットCardBus対応機で動作する。それ以前の(PCIアーキテクチャーを持つ)PowerBookはデータ・バス幅が16ビットなので,対応していない」と説明する。
●写真19
Nolcus-PCI USBカード
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