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USBラッシュ: ベンダーも好機ととらえる [Friday, July 10, 1998 New York特派,改井 満=日経MAC]
一方の周辺機器メーカー/ベンダーもUSBをチャンスととらえている。 「iMacは先駆者に過ぎない。Appleは今後ADBやマック・シリアル,(5MB/秒の外部)SCSIをすべてUSBに置き換える」(Apple社Worldwide Power Macintosh Product Marketing担当ディレクターのDavid Moody氏)からだ。「将来のマックにSCSI本来の高速性を求めるユーザーには,PCIカードで対応すればよい」と改めて,既存の入出力ポートをUSBに全面転換すると,ベンダー共催のQ&Aセッション「Vendors Preview iMac」の中で改めて明言した。ベンダーもバスには早く乗っておきたいし,乗り遅れたくはないのである。 時代遅れと言われながら5MB/秒のSCSIまでも,よりも低速なUSB(12Mビット/秒)にシフトする第1の理由はコスト。USBには127台までの多様な周辺機器を接続でき,パソコンが動作中でも抜き差しできるといった特徴があるが,何といってもマックや周辺機器のコストダウンにつながる点が大きい。 なぜならWindows 98対応のIBM PC AT互換機用USB周辺機器ハードウエアを一切変えることなくマック用USB周辺機器に転用できる。もちろんマック用のドライバー・ソフトは新しく作成する必要があり,ベンダーに負担を強いるのだが「USBドライバー開発キットもこの1〜2カ月で提供できるようになるし,それにはサンプル・コードたくさん付ける」(AppleのWorldwide Developer Relations部門Technology Solutions担当マネジャーのJai Chulani氏,写真3)。 さらに「キーボードやマウス,USBハブのドライバーはiMacを含め,将来のUSBポート搭載マックのOSに標準で組み込む。Windows 98用のこれらデバイスは標準的なものなら,ドライバーすらインストールする必要なく動作するはずだ」と続ける。
●写真3
近くマック用USBドライバー開発キットを出荷すると語るApple社Worldwide Developer Relations部門Technology Solutions担当マネジャーのJai Chulani氏
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