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解説:ダイレクト・マーケティング
Apple StoreはDellのマネではない

[Wednesday, April 15, 1998]

98年2月のMACWORLD Expo/Tokyoに合わせて来日した米Apple Computer社,Worldwide Sales担当Mitch Mandich上級副社長はExpoの基調講演の壇上で,現在米国で展開しているWebベースのオンライン販売「Apple Store」を「98年内をめどに日本でも展開したい」と述べた。

Apple Storeは「米Dell Computer社を成功に導いたのと同じ」という説明をされるケースが多い。だが「Dellのビジネス・モデル」の本当のメリットは意外に知られていない。例えば,単なる「通販」とどこが違うのだろうか?

Apple Storeの日本での本格展開を前に,改めてDellのビジネス・モデルとは何かを解説する。それがAppleとユーザーに何をもたらすか考えてほしい。(本誌)

(15k)

「Macintosh」が「McIntosh」だった1983年注)ころから,横目でマックをにらみながらも私はずーっと「CP/M」や「MS-DOS」の業界(PC業界)で口を糊してきた。ひょんなことからマック業界に関わり,使い始めたのは94年である。今では家族の分を含めDuoが4.5台(0.5はスペア),フルに活躍している。

マックとPC,両方の業界を知る人間として気になるのが,マック・ユーザー独特の「あばたもえくぼ」的な美しき誤解である。特に最近は,Web上での「Apple Store」を「Dell方式の直販」と評しているケースが気になる。少なくとも私の理解ではこの両者は異なるし,そもそもDell方式の神髄は「直販」ではない。そこで「Dell方式(Dellのビジネス・モデル)」がほんとうは何を意味するのか説明したい。

以下は公開されている資料・記事などと,元Dellの副社長から聞いた話を基にしている。

  • 記事の内容

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    (4203bytes)【著者紹介】
    松本 吉彦
    (まつもと よしひこ)

    アスキーマイクロソフト,ソニー,デザイン会社創業などを経て,現在はアスキー嘱託。昨年までは,旧Power Computing社日本上陸に向け,コンサルタントとして東奔西走していた。米国の互換機ビジネスに詳しい。著書に「私だけのマイコン設計&製作」など。「パソコン創世記」(富田倫生著)(http://www.voyager.co.jp/neb/NEWGPC/)参照。


    注)アスキー,Mac Power誌1997年10月号97ページの拙稿「想い出話をひとつ」をご参照いただきたい。


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    この記事は、日経MAC98年5月号(98年4月18日発行)掲載記事の抄録です。

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    This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 10:53:52 PM.
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