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PowerBook G3シリーズの重量は3kgを超える。はっきりいって非常に重い。自動車で動き回る人はともかく，電車通勤ユーザーにとっては，とても日頃携帯する気にはなれないだろう。簡単に動かせるデスクトップ，あるいはiMac以上の省スペースを実現するためのマシンと割り切って使用した方がよい。

現在，唯一の携帯に堪えるマック「PowerBook 2400c/240」は生産が終了，現在の流通在庫のみの販売となる。各販売店とも在庫はかなり少なくなってきた。購入したいと考えるユーザーは，早めに動かないと，手に入らなくなるだろう。

どうしても携帯用のノート型マシンが欲しいという人の選択肢の1つに，次期コンシューマー向けノートを待つという手もある。スペック，価格，デザインなど全くの不明だが，Mac OSが動作するマシンだということだけは発表されている。ただし，登場は99年前半。問題はそれまで待てるかどうかだ。

2400用のG3カードは米Newer Technology社（http:// www.newertech.com/）が出荷済み，インタウェアからも登場予定なので，将来，G3マシンにアップグレードすることも可能だ。しかし非常に人気のあるマシンなので，市場から消えつつあるにもかかわらず，価格は28万円台のまま動きは少ない。G3へのアップグレードも15万円程度かかると見られる。PowerBook G3シリーズの最下位モデル，Macintosh PowerBook G3 233/12は25万円台。G3マシンの方が安いという逆転現象がすでに起きている。性能か携帯性か，どっちを取るかがこの2機種選択の分かれ目だ。